突然ですが、みなさんは「順序」と「順番」の違いがわかりますでしょうか。
これら 2 つの言葉は意味がとても似ていますよね。確かに、「順番が変わる」と言っても、「順序が変わる」と言っても同じような意味になります。
しかし、意味が変になってしまうこともあります。
例えば、「次は君の順序だ」と言ったら変ですよね。この場合には「次は君の順番だ」というのが正しいです。
今回はそんな「順序」と「順番」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:意味が違う
一方、「順番」とは順序を追ってかわるがわるそのことに当たることです。
つまり、「順序」と「順番」では意味が異なるのです。
「順序」をもっと詳しく
順序はある一定の基準によって配列することやものごとを行う手順や仕事の段取りなどを表します。
つまり、一列に並んでいる時ならば、並びかたのルールが「順序」であり、並んでいるもの全体を現しているのが「順序」なのです。
例えば、身長の一番低い人を先頭にして、そこから背の順で 5 人が並んだ場合、「順序」は身長の順で並んでいるというルールのことを現している場合もあれば、並んでいる 5 人全員のことを指している場合もあります。
「順番」をもっと詳しく
順番とは順序を追ってかわるがわるそのことに当たることです。
つまり、一列に並んだ場合なら、並んだ位置や回ってくるものが「順番」であり、並びを構成するもののひとつひとつを表しているのが「順番」なのです。
例えば、5 人で背の順で並んで、自分が前から 3 番目にいる場合には、3 番目に並んでいるというのが「順番」であり、それぞれの人が並んでいる位置を表しているのが順番なのです。
まとめ
以上、この記事では、「順序」と「順番」の違いについて解説しました。
- 順序:一定の基準で配列することやものごとを行う手順や仕事の段取りを表します。
- 順番:順序を追ってかわるがわるそのことに当たること
「順序」と「順番」は同じようでいてぜんぜん違う言葉だったんですね。間違えないように使っていきたいものです。