「御大(おんたい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「御大(おんたい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「御大」の意味をスッキリ理解!

御大(おんたい):目上の人、位の高い人

「御大」の意味を詳しく

「御大」とは、「御大将(おんたいしょう)」の略で目上の人、位の高い人への敬称です。

「御大将」とは

集団をまとめる「大将」に対して、敬う気持ちを示して「御(おん)」をつけて、「御大将」と言います。

「御大将」という言葉を、「御大」と省略することによって、より親しみを込めたカジュアルな言葉となっています。また「御大」という言葉は、ふつう本人の目の前では使いません。「御大」と呼ばれている本人がいないところで、敬称として使われる場合がほとんどです。

しかし、状況によっては、「御大」と呼ばれるほどでない人のことを「御大」と呼んで、嫌味として使ったり相手を茶化すこともあります。

また「御大」は「目上の人」の意味が転じて、「巨匠」などと同じ「その道を極めた人」の意味で使われる場合があります。この使い方の場合、「茶道の御大、千利休」などのような言い回しで使われます。

「御大」は以下のような読み間違いの多い言葉です。この機会に確認しておきましょう。

「御大」の読み間違い例
  • :おんたい
  • :おんだい
  • :おだい
  • :みだい
  • :ごだい
「大」を「たい」と読むことに注意してください。

「御大」の使い方

  1. まさか、御大自ら連絡するとは思わなかった。
  2. 御大自ら、謝罪に出向いたらしい。
  3. 本日は私の友人も来ています。御大も出席しているので、皆さんも楽しんでください。

全ての例文で、「御大」と呼ばれている人を敬うニュアンスが共通しています。

①②の例文では、「御大」を「目上の人」の意味として使っています。しかし、この場合「偉い人がわざわざおこなう」というニュアンスも含まれています。そのため、場合によっては偉い人の行動を揶揄するような意味として捉えられる場合もあるため、注意が必要です。

「御大」を使う場合、「御大自ら」というフレーズが、定型文としてよく使われます。「御大」とセットで覚えておくといいでしょう。

③の例文は、「目上の人への親しみ」を込めて「御大」が使われています。「御大」と呼ばれるほど偉くない人のことを「御大」と呼んで、相手を茶化す際に使う場合があります。「御大」は必ずしも、目上の人にだけ使われる言葉でないことを確認しておきましょう。

「御大」の類義語

「御大」には以下のような類義語があります。

  • キャプテン:団体の長
  • リーダー:チームや団体をまとめる人
  • 主導者:集団を導く人
  • 頭領:多くの人をまとめる人

全ての類義語には、「集団をまとめる」というニュアンスが共通しています。

「御大」の対義語

「御大」には以下のような対義語があります。

  • 下っ端:身分や地位が低いこと
  • 新米:不慣れな人、その年にとれたお米
「新米」はその年にとれたお米の意味でしたが、「何色にも染まっていないお米のような状態」を例えた、不慣れな人、未熟な人の意味が生まれました。

「御大」の英語訳

「御大」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • boss
    (上司、社長)
  • leader
    (リーダー、集団をまとめる人)
  • chief
    (組織や集団の長)
英語訳する場合、基本的には「目上の人」の意味で「boss」がもっともよく使われます。

まとめ

以上、この記事では「御大」について解説しました。

読み方御大(おんたい)
意味目上の人
類義語リーダー、主導者、キャプテンなど
対義語下っ端、新米など
英語訳boss(上司、社長)

「御大」は場面によって微妙に変わる言葉です。よく使うフレーズとして「御大自ら」があるため、こちらとセットで意味や使い方確認しておくといいでしょう。