知ってた?「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」の違い

違いのギモン

皆さんは「鬼」と聞いて何色を想像しますか。多くの人が「赤」と「青」を思い浮かべると思います。しかし、実は「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」も存在します。これらの違いは何なのでしょうか。

この記事では「鬼」の由来や色の違いまで、詳しく解説します。

結論:持ってる「悪」が異なる

結論から言うと、鬼の色はその鬼が持つ悪(煩悩)によって分けられています。

鬼の色煩悩(ぼんのう)
貪欲
瞋恚(しんに)
悪作(おさ)・掉挙(じょうこ)
惛沈(こんちん)・睡眠

「鬼」の基礎知識

「鬼」の語源は「隠(おん・おぬ)」です。隠には以下の意味があります。

  • この世のものではない、目に見えない存在
  • 人の力を超えるもの
  • 人に災いをもたらすもの

そして鬼の色の由来は、「五蓋(ごがい)」です。

五蓋とは、仏教の瞑想修行の邪魔をする、5つの「煩悩(ぼんのう)」を指します。

  1. 貪欲
  2. 瞋恚(しんに)
  3. 掉挙(じょうこ)・悪作(おさ)
  4. 惛沈(こんちん)

「赤」「青」「黄」「緑」「黒」の5色の鬼はそれぞれ、5つの煩悩を当てはめたと言う事です。また節分では自分が対峙したい煩悩の鬼に豆を当てると、その煩悩を取り除くことができると言われています。

次に、色別の鬼の特徴を説明します。

「赤鬼」をもっと詳しく

「赤鬼」は貪欲の象徴で、欲望や渇望など強い欲望を表しています。

赤鬼に豆をぶつけると、自分の中の悪い心が取り除かれると言われています。

「青鬼」をもっと詳しく


「青鬼」は瞋恚の象徴で、悪意や憎しみ・怒りの感情を表しています。

青鬼に豆をぶつける事でそれらが取り除かれ、幸福を手に入れることができると言われています。

「黄鬼」をもっと詳しく


「黄鬼」は掉挙(じょうこ)・悪作(おさ)の象徴で、心の動揺や後悔を表しています。

黄鬼に豆をぶつけることで、過去の後悔や自己中心的な考えが取り除かれます。そして、公平な判断が出来るようになると言われています。

「緑鬼」をもっと詳しく


「緑鬼」は惛沈(こんちん)・睡眠の象徴で、倦怠(けんたい)や眠気・不健康を表しています。

緑鬼に豆をぶつけることで、健康的で規則正しい生活を心がけるようになると言われています。

「黒鬼」をもっと詳しく

「黒鬼」は疑の象徴で、疑心暗鬼を表しています。

黒鬼に豆をぶつけることで、卑しい気持ちが取り除かれ、心に平穏が訪れると言われています。

まとめ

以上、この記事では、「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」の違いについて解説しました。

もう一度以下の表で確認してみましょう。

煩悩意味
赤鬼貪欲欲望や渇望など強い欲望
青鬼瞋恚悪意や憎しみ、怒り
黄鬼悪作・掉挙心の動揺や後悔
緑鬼惛沈・睡眠倦怠、眠気、不健康
黒鬼卑しい気持ち

鬼の色には、このような違いが隠されていました。節分で豆まきを行う際は、自分が取り除きたい煩悩の鬼に豆をぶつけるようにしましょう。