「乳母日傘」の意味とは?読み方は?使い方から英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「乳母日傘(おんばひがさ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳について分かりやすく解説します。

☆「乳母日傘」をざっくり言うと……

読み方乳母日傘(おんばひがさ)
意味子どもを必要以上に甘やかして育てること
由来江戸時代後期の随筆『骨董集』
英語訳being brought up in a hothouse atmosphere(温室的環境で育てられる), (bringing up a child) with greatest care pampering ~ with material comforts of a rich family(裕福な家の物質的な快適さによって、とびきり甘やかしながら育てる)

「乳母日傘」の意味をスッキリ理解!

乳母日傘(おんばひがさ):子どもを必要以上に甘やかして育てること

「乳母日傘」の意味を詳しく

「乳母日傘」は、「乳母」と「日傘」という2つの語句から構成されています。

 

「乳母」は、「御乳母(おうば)」の発音が変化したものです。つまり、「乳母(うば)」を意味します。

「乳母」は、実の母親に代わって、乳を与えて、子どもを育てる女性を指します。

 

「日傘」は、日光を遮るために使われる傘のことを指します。

 

つまり、この2つの語句から成り立っている「乳母日傘」は、乳母をつけたり、日傘を差しかけたりと、幼い子どもを大切に育てることを意味します。

さらに、そこから転じて、必要以上に保護された環境で育てられるという否定的な意味が含まれることも多いです。

「乳母日傘」の使い方

  1. さすがに、名家の子どもだけあって、乳母日傘で育てられている。
  2. 乳母日傘で育てると、世間知らずな人間になってしまう恐れがある。
  3. 子ども好きなので、もし自分に子どもが出来たら、乳母日傘で育ててしまうだろう。

「乳母日傘」の由来

「乳母日傘」は、江戸時代後期の随筆である『骨董集(こっとうしゅう)』に由来します。

江戸時代の初期、裕福な家の子が生まれると、乳母に育てられていました。また、外出するときには、日傘をさしかけられていました。『骨董集』では、このような様子を挿絵付きで「お乳母日傘にてそだちたる者」と表現しています。

「乳母日傘」の英語訳

乳母日傘を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • being brought up in a hothouse atmosphere
    (甘やかされた環境で育てられる)
  • bringing up a child with greatest care pampering ~ with material comforts of a rich family
    (裕福な家の物質的な快適さによって、とびきり甘やかしながら育てる)

まとめ

以上、この記事では「乳母日傘」について解説しました。

読み方乳母日傘(おんばひがさ)
意味子どもを必要以上に甘やかして育てること
由来江戸時代後期の随筆『骨董集』
英語訳being brought up in a hothouse atmosphere(温室的環境で育てられる), (bringing up a child) with greatest care pampering ~ with material comforts of a rich family(裕福な家の物質的な快適さによって、とびきり甘やかしながら育てる)

先進国では、年々少子化が進んでおり、「乳母日傘」で育てられる子どもが増えています。

特に「一人っ子政策」が実施されていた中国では、甘やかされて育った子どもが、「小皇帝」と呼ばれるわがままな人間に育ってしまっていると言われています。

子どもは可愛いですが、育てるときには、時には厳しさも必要であることを忘れないようにしましょう。