「思惑」の意味とは?読み方は?英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「思惑(おもわく)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「思惑」をざっくり言うと……

読み方思惑(おもわく)
意味意図、評判、気受け、相場の上がり下がりを予想すること
語源「思う」という言葉が名詞化したもの、「惑」という漢字は当て字
類義語期待、予想、見込み、目算など
英語訳intention, public estimation, speculation

「思惑」の意味をスッキリ理解!

思惑(おもわく):意図、評判、気うけ、相場の上がり下がりを予想すること

「思惑」の意味を詳しく

「思惑」には2つの読み方があります。読み方によって意味が異なるため、混同しないようしっかりと覚えましょう。

「思惑」には、以下の2つの読み方があります。

  • おもわく
  • しわく

 

それぞれの意味は以下の通りです。

「思惑(おもわく)の意味」
  • 意図
  • 評判、気うけ
  • 相場の上がり下がりを予想すること
「思惑(しわく)の意味」
  • 人が生まれながらに持っている欲

「思惑(しわく)」は世間の物事に対して持つ、貧・瞋・痴・慢といった迷いを修行によって打ち切るべきことを表す場合に使います。

「思惑(しわく)」は仏教用語であるため、日常生活で使われることはありません。そのため、以下では「思惑(おもわく)」の使い方を例文付きで解説します。

「思惑」の使い方

「思惑(おもわく)」は、あらかじめ考えられていた物事や、他人に対する考えを表します。自分の中で考えている事柄や、ある行いに対しての考えや企みなどを表す場合に「思惑」を使います。

よく使用される言い回しには以下のようなものがあります。

  • 思惑がある
  • 思惑が外れる
  • 思惑通り
  • 思惑違い
  • 思惑が気になる

それぞれの例文は以下の通りです。

  • 今回のプロジェクトを実行するにあたって、ステークホルダーにはそれぞれ思惑があるに違いない。
  • 自信はあったものの、思惑が外れて結果として失敗に終わってしまった。
  • 思惑通りに物事が進んで安心した。
  • チームメンバーの思惑が気になってしまい、プレーに集中することができない。

 

「思惑」を使用した熟語を紹介します。

  • 思惑売り
  • 思惑買い
  • 思惑違い
  • 思惑話

「思惑売り」と「思惑買い」は、投資の業界用語です。「思惑売り」は相場の値下がりを予測したときに、早目に売りに出すことを意味します。「思惑買い」は、相場の値上がりを予測したときに、早目に買うことを意味します。

「思惑違い」は、当初考えていた予想が外れることを意味します。

「思惑話」は、何か別に目的があるにもかかわらず、それを伝えずに別の話をすることを意味します。

 

また、「思惑」は心の中で都合のいいようにしたいと考えているイメージが言葉にあります。そのため、相手の言動に対して、「私の思惑通りです」などと言うことはしないほうが無難です。

「思惑」の語源

「思惑」は「思う」という言葉が名詞化したものです。

元々は「思はく」と書かれていたものが、「思わく」と変化して、「惑」という漢字が当てられました。したがって、「惑」の漢字は当て字です。

「思惑」の類義語

「思惑」には以下のような類義語があります。

  • 期待:将来それが実現するように待ち構えること
  • 予想:将来どうなるか前もって見当をつけること、その見当をつけた内容
  • 見込み:先行きの予想、将来の可能性
  • 目算(もくさん):予期した計画、もくろみ
  • 目論見(もくろみ):計画を企てること

「思惑」の英語訳

すでに解説した通り、「思惑」には「意図」「評判、気うけ」「相場の上がり下がりを予想すること」の3つの意味があります。

「思惑」をそれぞれ英語に訳すと、次のような表現になります。

「意図」
  • intention
    (意図)
「評判、気うけ」
  • public estimation
    (評判、気うけ)
「相場の上がり下がりを予想すること」
  • speculation
    (投機)

まとめ

以上、この記事では「思惑」について解説しました。

読み方思惑(おもわく)
意味意図、評判、気受け、相場の上がり下がりを予想すること
語源「思う」という言葉が名詞化したもの、「惑」という漢字は当て字
類義語期待、予想、見込み、目算など
英語訳intention, public estimation, speculation

テレビやドラマなど日常生活において、「思惑通りに進む」「思惑ちがいだ」などの表現を耳にする機会は多いでしょう。例文と合わせて、意味や使い方を理解しましょう。