「思います」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、敬語の「思います(おもいます)」です。

「思います」の意味・使い方・誤用・言い換え表現・英語訳についてわかりやすく解説します。

「思います」とは?

思います(おもいます):【丁寧語】「思う」の敬語表現

「思います」の意味を詳しく


「思います」は、「思う」に丁寧表現の「です・ます・ございます」を続けた丁寧語です。丁寧語は話し手が聞き手に敬意をあらわして用いる敬語の一種で、目上の立場に対しても使えます。

一方で、丁寧語は尊敬語とは異なるため注意が必要です。

さまざまな敬語の違い
尊敬語や謙譲語が言葉づかいで相手の立場を高く、自分を低くして敬意を表現しています。一方、丁寧語は日常の言葉を丁寧な表現にすることで、相手と自分との立場を区別します。

初対面の人と話す場合には、丁寧語を用いるのが一般的です。

「思います」の使い方

  1. たしかに、彼の言う通りだと思います。
  2. 彼の対応は適切だったと思いますか。
  3. 出生率の低下が、少子化の要因だと思われます。
①の例文は、最もよく使用する言い回しです。「私は~と思う」という表現を丁寧に言い換えています。

②③の例文は、それぞれ「思うか」「~思われる」という疑問・推測の表現を丁寧に言い換えた表現です。

「思います」と「思われます」の違い

「思います」と「思われます」には、以下のようにニュアンスが若干異なります。

  • 思います:明確で、断定的な表現
  • 思われます:穏やかで角立てない表現
「思います」と「思われます」は、「思う」という意味は共通していますが、「思われます」には「角を立てない」というニュアンスがあります。

「思われます」は、断定を避け遠回しな表現であるため穏やかな印象を持たせることができます。

「思います」の間違った使い方

「思います」には以下のような間違った使い方もあります。

  1. お思いになられる

誤用について詳しく見ていきましょう。

誤用①:お思いになられる

「お思いになられる」は、敬語の「お思い」と「なられる」が二重敬語になってしまっているという点で誤用です。

「二重敬語」とは
「二重敬語」は、同じ種類の敬語を重複して使用した表現です。

身分制度があった時代では、相手の身分によって敬語を幾重にも積み重ねて使っていました。しかし、戦後民主主義により身分制度が廃止されてからは誤用とされるようになりました。

「お思いになられる」は、「お思いになる」が正しい表現になります。二重敬語に気をつけて使用しましょう。

「思います」の敬語の言い換え表現

「思います」を敬語で言い換えたい時には、以下のような言葉を使うことができます。

  • 存じます
  • 心得ております
  • お察しします

それぞれの敬語の意味について詳しく見ていきましょう。

「存じます」

「存じます」は「思う」「知る」の謙譲語です。「存じる」に「ます」を加えた敬語表現です。「存じます」は、へりくだった表現であり「思います」よりも丁寧な表現です。

例文
  1. お忙しいところと存じますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
  2. ぜひ本セミナーに出席したく存じます。

「心得ております」

「心得ております」は、「よく事情を把握し、ものごとを引き受けているさま」を表した丁寧な表現です。「思います」よりも、「相手の事情を考慮している」というニュアンスがあります。

例文
  1. その企画については、おおよそ心得ています。
  2. いつでも部長を担当できるよう、心得ております。

「お察しします」

「お察しします」の「察する」の丁寧な表現です。

例文
  1. お気持ちお察しします。
  2. 大変恐縮ですが、事情をお察しいただきたく存じます。

「思います」の英語訳

「思います」の英語訳は以下のようになります。

  • honor
    (思います、存じます)
“honor” は「名誉(栄光)を与える」という意味を含む単語であり、「思います」「存じます」の英語訳としてよく使用されます。
例文
  • I am honored to be awarded that prize very much.
    (その賞をいただき、非常に光栄に思います。)

「思います」のまとめ

以上、この記事では「思います」について解説しました。

読み方思います(おもいます)
意味【丁寧語】「思う」の敬語表現
使い方「~と思います」
誤用「お思いになられる」
言い換え表現存じます、心得ています、お察ししますなど
英語訳 “honor” (思います、存じます)

「思います」は、日常会話でもよく使用する敬語表現です。言い換え表現をしっかり確認しましょう。

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ソイル・ショップ
活字中毒の男子大学生。 本・雑誌から食品の成分表までつい読んでしまいます。 取り込んだ知識を活かして、敬語や熟語を中心に執筆しています。