今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オービー」です。
「オービー」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「オービー」をざっくり言うと……
英語表記 | オービー(old boy ) |
---|---|
意味 | 男性の卒業生 |
語源 | 英語の “old boy ” |
類義語 | オージー、アルミニなど |
「オービー」とは?
「オービー」の意味を詳しく
「オービー」は、「男性の卒業生」という意味のカタカナ語です。在校生に対して、その学校を卒業した人を指しています。この意味で使用されることが一般的ですが、他にも意味があります。
例えば、医学用語で「オービー」は「異常なし」の意味です。こちらの意味で使用することは、普通の生活ではまずありません。また、ゴルフ用語では、「コースの外」という意味もあります。コースの中で、ホールを打つことが禁止されているエリアも「オービー」と呼びます。
もし「オービー」になれば、打った場所からもう一度打ち直すことになります。
「オービー」の使い方
- オービーには、様々分野で活躍する人がいます。
- 就職活動では、オービー訪問を頑張った。
- とても遠くに飛ばすことができたのに、オービーだった。
「オービー」を使用するのは、卒業生について言及するときかゴルフのときです。この2つの場面で使用される意味は、全く異なるので文脈から判断するようにしましょう。一般的には、「オービーに会う」と言う場合は、「卒業生」を表していることが多いです。
一方で「オービーを出す」という使い方では、ゴルフ用語の意味になります。「オービー」が人に関して扱われているかどうかを考えると良いです。
①の例文は、パンフレットに関する例文です。ここで「オービー」は、「卒業生」という意味で使用されています。
②の例文は、就職活動に関する例文です。「オービー訪問」とは、「卒業生を訪問すること」です。大学生が就職活動を行うときに、興味のある業界や会社で働いている卒業生を探します。見つかったら実際に会って話を聞きます。仕事の情報を得ることが目的で行うのです。
③の例文は、ゴルフに関する例文です。こちらの「オービー」は、「卒業生」という意味ではありません。「コースの外」という意味です。「飛ばす」など例文中に出てきます。そのため、見分けやすいですね。
「オービー」の語源
「オービー」の語源は英語の “old boy” です。カタカナ語と同じように、「卒業生」という意味があります。しかしながら、英語の方の意味は多くあります。
例えば、「老人」「中年の男性」です。こちらは直訳で「古い男の子」ですので、イメージしやすいですね。また、呼びかけの意味もあります。「ねえ」「おい」と言いたいときに “old boy” を使用するときもあるのです。
「オービー」の類義語
「オービー」には以下のような類義語があります。
- オージー: 女性の卒業生
- アルミニ:卒業生
「アルミニ」は、「卒業生」という意味のカタカナ語です。もともと、英語の世界では「オービー」を使用しません。「アルミニ」の方が英語圏では一般的な言い方です。それが元となって、日本語でも使用されるようになりました。現在では、「同窓生」を表すときにも使用します。
まとめ
以上、この記事では「オービー」について解説しました。
英語表記 | オービー(old boy ) |
---|---|
意味 | 男性の卒業生 |
語源 | 英語の “old boy ” |
類義語 | オージー、アルミニなど |
「オージー」は、学校でもよく使うカタカナ語です。そのため、聞いたことがある人も多いですね。
ぜひこの記事で「オービー」の意味や使い方を理解して、実生活に役立てましょう。