四字熟語「古色蒼然(こしょくそうぜん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「古色蒼然(こしょくそうぜん)」です。

言葉の意味、使い方、由来などについてわかりやすく解説します。

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「古色蒼然」とは?

古色蒼然(こしょくそうぜん)とても古い様子。また、古めかしく趣のある様子。

「古色蒼然」の意味を詳しく


「古色蒼然」とは、長い年月が経ったことで古びて、趣がある様子を指す四字熟語です。

近頃はアンティークな家具や小物をよく目にしますよね。喫茶店などにインテリアとして、古本や昔使われていた機械などが置かれていることも多いと思います。そういった、古びているけれどもそれが独特の雰囲気を出しているものを褒める表現です。

「古色」は古びた色合いのこと、「蒼然」は古びて色あせている様子を表す単語です。

「蒼」は一般的に「青」と同じ色を表す漢字として使われますが、あおざめて生気がない、色つやがない、といった意味も持っています。「古色蒼然」での「蒼」は、色つやがないという意味を表しています。

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「古色蒼然」の使い方

「古色蒼然」は、文中では以下のように使われます。

  1. 山の中に、古色蒼然とした神社が建っている。
  2. 骨とう品店で見つけた壺は、古色蒼然たる美しさを持っていた。

家屋や絵巻、陶器など、古いものであれば何に対しても使うことができます。

一般的には、古びて趣があるなどの肯定的な意味で使われます。しかし、ぼろぼろであるというような否定的な表現として使われることもあります。

「古色蒼然」の由来

中国の時代、謝肇淛(しゃちょうせい)という人物が書いた「五雑組(ござっそ)」という本が出典です。

「五雑組」は、著者の読書の心得や、国の歴史や政治、文化などさまざまなテーマについて書かれた随筆集です。合理的な観点から書かれており、当時の時代考証を行う際にも役に立つ、貴重な本として有名です。

日本では江戸時代に流行し、親しまれていました。現在でも日本語版が出版されているので、入手することができます。

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「古色蒼然」の類義語

「古色蒼然」には、以下のような類義語があります。

  • 古色古香(こしょくここう):書画などの、古くなった墨の色と香り。

「古色蒼然」と同じような意味を持っていますが、「古色古香」は墨で書かれた絵や書に対してのみ使われる四字熟語です。

中国の時代、趙希鵠によって書かれた「洞天清録」という本が由来になっています。

まとめ

以上、この記事では「古色蒼然」について解説しました。

読み方 古色蒼然(こしょくそうぜん)
意味 とても古い様子。また、古めかしく趣のある様子。
由来 中国の明時代、謝肇淛(しゃちょうせい)の「五雑組」より
類義語 古色古香(こしょくここう)

あまり聞きなれない言葉だという人も多いと思いますが、小説などでは時折登場する四字熟語です。意味を覚えて、活用していきましょう。

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