四字熟語「王道楽土(おうどうらくど)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「王道楽土(おうどうらくど)」です。

言葉の意味・使い方・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

スポンサードリンク

「王道楽土」の意味をスッキリ理解!

王道楽土(おうどうらくど):武力によらず、公平で思いやりのある道徳によって、国を治めること。

「王道楽土」の意味を詳しく

「王道楽土」は、「王道」と「楽土」という2つの語句から構成されています。

「王道」は、君主が全ての人を平等に扱い、私利私欲をもたない理想の政治を意味します。「楽土」は、安心して楽しく暮らすことができる国を意味します。

つまり、この2つの語句によって成り立つ「王道楽土」とは、「思いやりのあるリーダーがきちんとした政治を行っていて、人々が安心して暮らすことができる国」」を表します。

このように、「王道楽土」は、国や社会の様子を形容する四字熟語なのです。
 

「王道楽土」は、1932年に日本が中国に満州国を建国した際、満州国の理念として利用された言葉です。

ここでは、「楽土」をアジアの理想国家であると定義しています。「覇道(はどう)」と呼ばれる西洋の武による統治ではなく、「王道」と呼ばれる東洋の徳による統治で楽土を造るという意味が込められています。

スポンサードリンク

「王道楽土」の使い方

  1. 全ての市民は昔から王道楽土を夢見ている。

  2. 口では、王道楽土を唱えていた王だが、実際の彼の政治は民衆を苦しめている。

  3. 地球上で一番王道楽土に近い国はどこだろうか。

「王道楽土」の対義語

王道楽土には以下のような対義語があります。

  • 覇道政治(はどうせいじ):武力に頼った、抑圧的な政治
スポンサードリンク

「王道楽土」の英語訳

王道楽土を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • arcadia
    (理想的田園、理想郷)
  • presided over by a virtuous king
    (徳の高い王によって統治されること)
  • a realm of peace and prosperity
    (平和で繁栄している領域)

理想郷とは、現実ではあり得ないほど素晴らしい想像上の社会を意味します。

まとめ

以上、この記事では「王道楽土」について解説しました。

読み方 王道楽土(ふりがな)
意味 武力によらず、公平で思いやりのある道徳によって、国を治めること。
対義語 覇道政治
英語訳 arcadia(理想的田園、理想郷), presided over by a virtuous king(徳の高い王によって統治されること),a realm of peace and prosperity(平和で繁栄している領域)

満州国は、「王道楽土」を謳って(うたって)建国されました。しかし、その実態は日本政府の傀儡(かいらい)政権であり、国内の状況は「楽土」とは程遠いものでした。

私たちには、こうした歴史から学ぶことで、本当の「王道楽土」を作り上げる責務があります。

スポンサードリンク