ことわざ「小田原評定」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「小田原評定(おだわらひょうじょう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「小田原評定」の意味をスッキリ理解!

小田原評定(おだわらひょうじょう):長引いて、なかなか結論に至らない会議や相談のこと

「小田原評定」の意味を詳しく


「小田原評定」とは、長引いて、なかなか結論に至らない会議や相談のことです。また、そのように会議や相談でなかなか結論が出ないことに対して皮肉を込めた言い方です。

「評定(ひょうじょう)」とは、相談のことです。同じ漢字で「評定(ひょうてい)」と読む場合がありますが、こちらは「学業成績を評定する」など、ある基準に従って対象の価値を決めることを指します。使い分けに注意しましょう。

「小田原評定」を「おだわらひょうてい」と読むのは誤りです。注意しましょう。

また、「小田原評定」は、「小田原相談(おだわらそうだん)」「小田原評議(おだわらひょうぎ)」「小田原談合(おだわらだんごう)」とも言います。

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「小田原評定」の使い方

「小田原評定」は、以下のように使われます。

  1. 5時間も話し合いをしたにも関わらず、一向に結論が出なかった。これでは小田原評定である。
  2. このまま小田原評定を続けるよりも、何か行動を起こした方が得策だろう。
  3. 大勢が集まって安易なアイディアしか出てこないとは、まったく小田原評定状態である。
これらの例文のように、実のない話し合いが続くことを揶揄するときに使われます。言葉にせずとも、意見がまとまらないことや、それによって物事が前に進まないことを暗に示していることが多いです。

「小田原評定」の由来

「小田原評定」は、戦国時代のエピソードから生まれたことわざです。

天正(てんしょう)18年、小田原城の主であるの北条氏直(ほうじょううじなお)は、豊臣秀吉の軍勢に城の周りを包囲されます。このとき、北条側は豊臣側との戦いをやめ和解するための話し合いをします。しかし、その会議が長引き、ついに決定されないまま滅ぼされてしまったのです。

このことから、時間をかけても結論が出ない会議や相談のことを「小田原評定」と呼ぶようになりました。

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「小田原評定」の英語訳

「小田原評定」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • fruitless debate
    (実を結ばない討論、無益な討論)
  • inconclusive conference
    (決定的でない会議)
  • a long debate which achieves nothing
    (何も成し遂げない長い討論、何の結論にも至らない長い討論)

fruitlessは、「実を結ばない」「結果を生じない」「無益な」「むなしい」などと訳すことができます。

debateは、discussionと書き換えることも可能です。

“Let’s stop this fruitless discussion.”「このような実を結ばない討論(小田原評定)はやめましょう。」

まとめ

以上、この記事では「小田原評定」について解説しました。

読み方小田原評定(おだわらひょうじょう)
意味長引いて、なかなか結論に至らない会議や相談のこと
由来小田原城主である北条氏直が、豊臣秀吉との和解に向けた話し合いが長引いたために滅ぼされたことから
英語訳fruitless debate(実を結ばない討論、無益な討論)

いくら頭で考えていても、答えが一向に出ないときもありますよね。

そのようなときは一度その議題から離れ、気分転換をすることも一手です。そうすることで、結果的に短い時間で結論を出すことに繋がることもあるかもしれません。

「小田原評定」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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