オブザーバーの意味は?会議やゴルフの用語!言い換え表現なども解説

言葉

オブザーバーとは「観察や傍聴する側の人」という意味です。

よく会議などで、オブザーバー参加などと表現しますが、どういったものかご存知ですか。

そこで今回はオブザーバーの意味や使い方を丁寧にわかりやすく解説します。

「オブザーバー」の意味

オブザーバー
観察や傍聴する側の人
例:今回の会議にオブザーバーとして参加する。

オブザーバー(OBS)とは、「観察や傍聴する側の人」という意味です。

また、ゴルフでは「審判員の補佐」という意味もありますが、こちらは日常でほぼ使いません。

オブザーバーの意味は「観察や傍聴する側の人」がメインです。

 

たとえば、何かの話し合いをする時、さまざまな利害関係を持った人が集まります。

議題に肯定的な人、一方で反対的な人です。

誰かの主張に公平性があるかどうかなど、客観的な立場で話し合いに参加するのがオブザーバーです。

たとえば、日本の国会議員には女性が少なくて女性の意見が反映されていないとされます。

そこで、政府の幹部の会合に女性の国会議員が傍聴出席するならば、オブザーバー参加と言えます。

「オブザーバー」が必要な理由

オブザーバーが必要な理由は以下の通りです。

  • 発言者に公平性があるかチェックできる
  • 発言者の発言の内容をチェックできる
  • 専門的な観点から発言者にアドバイスできる
  • 会議に参加することで知見を獲得できる
  • 会議参加者の士気を上げられる
  • 会議の議事録などを参照しやすくなる

オブザーバーは、話し合いの参加者がきちんとルールを守ったり、発言の内容が正しいかどうかをチェックします。

また、オブザーバーが専門家の場合は、専門家の視点から参加者に対してアドバイスを行います。

どちらも客観性が重要です。

 

そして、オブザーバー側にとってもメリットがあり、知識がない人がオブザーバーとして参加すれば、知見の獲得になります。

会議に発言者として参加する人もお手本となるようなディスカッションをできるようになるでしょう。

また、会議の進行状況を知ることが簡単になるので、会議自体が進んだり、会議に関連する物事もスムーズに進みます。

「オブザーバー」が気をつけること

オブザーバーは以下のようなことに気をつけなければなりません。

  • 会議の進行状況をコントロールする
  • 自分の参加が会議の悪影響を及ぼさないか考える
  • 客観的な目線を忘れないこと

会議の進行が行き詰まった時など、オブザーバーとして助け船を出してあげましょう。

また、オブザーバーとして発言を求められた時に、「自分の発言が会議全体に影響を及ぼしてしまうかもしれないということ」を念頭に参加するべきです。

そして、あくまでも中立的に参加することが大事で、特定の発言者を支持するべきではありません。

「オブザーバー」が参加する会議の例

オブザーバーは以下のような会議に参加します。

  • 新しい事業など規模の大きい物事について話し合う時
  • 行き詰まっている会議
  • 新入社員や若手などのみ参加する会議

会社の未来を決めるような大きなテーマの話し合いや、進まない会議の時に、第三者の観点が重要視されます。

また、経験の浅い人が参加する会議でも、オブザーバーが求められます。

「オブザーバー」の使い方

オブザーバーは会議でよく使用します。

特に会議の多い、ビジネスなどの分野でよく使います。

実際の例文には以下のようなものがあります。

  1. 今日の会議にオブザーバーとして参加する。
  2. オブザーバーは上司なので緊張する。
  3. 女性議員がオブザーバーとして話し合いに参加する。
  4. 日本がオブザーバーとして国際会議に参加する。
  5. オブザーバーの選出をどうするか考える。
  6. オブザーバーのおかげで有意義な議論ができた。
  7. オブザーバーとして経験を積んだ。
  8. オブザーバーに選ばれた。
  9. 話し合いにオブザーバーを設ける。
  10. オブザーバーの発言が参考になった。

「オブザーバー」の語源

オブザーバーの語源は英語の “observer” です。

以下のような意味があります。

  • 観察者
  • 観測者
  • 監視者

さらに語源を辿ると、「監視する」という意味のラテン語“obsevare”になり、それがフランス語の“observer”になります。

そして、英語の “observer” となったとも言われています。

「オブザーバー」の類義語

オブザーバーの類義語には以下のようなものがあります。

  • アドバイザー
    アドバイスを行う人
  • スーパーバイザー
    監督
  • 傍聴者
    会議などを聞く人
  • 監視人
    注意深く見守る人
  • 陪席者
    同席する人
  • 視察者
    実際に見て判断する人
  • 意見参考人
    参考に値する意見を持つ人
  • 評者
    批評する人
  • コメンテーター
    感想などを述べる人

「オブザーバー」と「アドバイザー」の違い

オブザーバーとアドバイザーの違いは以下の通りです。

  • オブザーバー
    中立的な観点から話し合いを見守る
  • アドバイザー
    話し合いについて専門的な助言をする

オブザーバーはあくまでも中立的な観点から話し合いを見守るのに対して、アドバイザーは助言することが役割という違いがあります。

「オブザーバー」の対義語

オブザーバーの対義語には以下のようなものがあります。

  • レギュラー
    いつも参加する人

「オブザーバー」のまとめ

以上、この記事ではオブザーバーについて解説しました。

読み方オブザーバー
意味観察や傍聴する側の人
語源英語の “observer”
類義語アドバイザー
スーパーバイザー
傍聴者 など
対義語レギュラー

オブザーバーはビジネスでもよく使う単語ですね。

ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方を覚えましょう。