「柔和(にゅうわ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「柔和(にゅうわ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「柔和」の意味をスッキリ理解!

柔和(にゅうわ):穏やかな性格であること

「柔和」の意味を詳しく

「柔和」とは、穏やかな性格であることです。「じゅうわ」ではなく「にゅうわ」と読みます。

字面の通り、やわらかく和やかなイメージを表します。主に性格のことを指しますが、顔つきなど外見の様子を表現する場合にも使われます。

「柔和」の使い方

  1. 彼は柔和な性格で、何を言われても決して怒らない。
  2. 詐欺師はいかにも柔和な物腰で、ターゲットに近づいた。
  3. 柔和な顔つきをしているが、彼女は口が悪い。

上記の例文のように、「柔和」は、「性格」「物腰」「顔つき」などといった言葉とよく結びついて使われます。

①の例文では、「何を言われても決して怒らない」という「彼」の穏やかな性格を「柔和」と表現しています。

②の例文では、「詐欺師」が自分に警戒心を抱かせないよう、穏やかで接しやすい人物を演じている様子が「いかにも柔和な物腰」という言い回しで表現されています。

③の例文では、彼女の顔つきと口調のギャップを強調するため、「口が悪い」こととの対比で「柔和」という言葉が使われています。

「柔和」の類義語

柔和には以下のような類義語があります。

  • 温和:性格が穏やかなこと、暖かな気候であること
  • 温厚:穏やかで真面目なこと
  • 温良:穏やかで素直な様子
  • 穏健:性格・思想に激しさがないこと

「温和」「温厚」「温良」は、どれも性格の穏やかさを表す表現です。

「温和」は、性格が穏やかである様子を指すのに加え、気候が穏やかで暖かい場合にも使われます。

「温厚」は、性格が穏やかであり、かつ真面目な印象も加える言葉です。

「温良」は、性格が穏やかであり、かつ素直である様子を表す言葉です。「温和」「温厚」に比べて使用頻度は少なく、あまり一般的ではないため、使う際には注意が必要です。

 

「穏健」も性格の穏やかさを表す場合に使われます。

一方で、「過激派」「穏健派」などと並べられるように、思想の方向性を示すイメージが強い言葉でもあります。

特に思想を強調したいわけではない場合には、「柔和」「温和」などといった言葉を使いましょう。

「柔和」の対義語

柔和には以下のような対義語があります。

  • 険悪(けんあく):表情・性格がけわしくなること

「険悪」は「険悪な雰囲気」などという言い回しでよく使われますが、表情や性格を表す言葉でもあります。

「柔和」はその人のもともとの性質を表す場合が多いですが、「険悪」はもともとの性質というよりはむしろ、なにかをきっかけに表情や性格が厳しくなるイメージです。対義語ではありますが、完全に真逆であるわけでもないため注意しましょう。

「柔和」の英語訳

柔和を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • gentle
    (物腰柔らかな)
  • mild
    (温厚な)

gentleは、日本語で「ジェントルマン」などと言うように、「紳士」というイメージの強い言葉です。

もともとは、「優しい」「穏和な」という意味を持ち、気質の穏やかさも振る舞いの柔らかさも、両方の意味で使うことができます。

mildは、「温厚な」「おとなしい」といった意味を持つ英単語です。

人の性質を表すのに使え、「柔和」の持つ漢字の意味に近いニュアンスになります。一方で、gentleのように振る舞い方を形容することはできないので、場面に応じて使い分けましょう。

まとめ

以上、この記事では「柔和」について解説しました。

読み方柔和(にゅうわ)
意味穏やかな性格であること
類義語温和、温厚、温良など
対義語険悪
英語訳gentle(物腰柔らかな)

「柔和」は読み方は難しいですが、ときどき使われる一般的な言葉でもあります。読みと一緒に意味も正しく覚えましょう。