みなさんは、よく読む本のジャンルを聞かれた時にどう答えますか?雑誌や漫画、小説などあらゆる本がありますが、ライトノベルと答える人もいるのではないでしょうか。
では小説とライトノベルはどう違うのか知っていますか?
結論:違いは対象年齢と挿絵です。
小説
カテゴリーにもよりますが、小説の対象年齢は全年齢です。東京都の規制により、オンラインストアでは取り扱いを規制している作品もあります。
ただ、書店で扱われる小説はカテゴリーによって売り場を分ける配慮がされているだけで購入の年齢制限はありません。
そして小説は挿絵が使われることは少なく、読者の想像力に任されている部分が大きいです。
また、言葉の意味としての小説は文学のうち散文で書かれた虚構の物語を指しています。散文とは、詩に見られるような言葉のリズムを持たず、定型のない普通の文章です。
ライトノベル
ライトノベルの対象年齢は10代の少年少女です。小説とは異なり、挿絵を多用することでキャラクターや世界観のイメージがはっきりしています。
ライトノベルとは若者向けの娯楽小説のことで、SFやファンタジー、恋愛などのジャンルがメインです。ラノベと呼ばれることもあり、小説に比べ読みやすい文章で書かれています。
ライトノベルの起源は、1970年以前の児童向け文学の「ジュブナイル」が発端とされています。ジュブナイルの代表作としては筒井康隆の『時をかける少女』が挙げられます。
そして1980年頃にはライトノベルに多い、表紙や挿絵にイラストを用いる手法が広まっていきました。
同時期には、角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫などの有名なレーベルが創設されています。レーベルとは、英単語のラベル(label)から派生した、会社名などを指す言葉です。
ライトノベルという言葉自体は、1990年にシステムオペレーターの神北恵太さんが名付けたという説がありますが、定かではありません。
まとめ
以上、この記事では、「小説」と「ライトノベル」の違いについて解説しました。
- 小説:全年齢対象。挿絵はあまり使われない。
- ライトノベル:10代の少年少女が対象。挿絵を多用し、文章も比較的読みやすい。
これならきちんと違いを知った上で小説が好き、またはライトノベルが好きと言うことができますね。