「二の足を踏む」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「二の足を踏む(にのあしをふむ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「二の足を踏む」をざっくり言うと……

読み方二の足を踏む(にのあしをふむ)
意味何かをすることをためらい、行動できないでいること
類義語優柔不断
英語訳hesitate(ためらう)

「二の足を踏む」の意味をスッキリ理解!

二の足を踏む(にのあしをふむ):何かをすることをためらい、行動できないでいること

「二の足を踏む」の意味を詳しく

「二の足を踏む」とは、何かをすることをためらい、行動できないでいることです。何かをしたいという気持ちはあるのに、なかなか踏ん切りがつかない様子を指すことわざです。

二の足とは、最初に踏み出した足の、次の足のことです。つまり、2歩目の足のことです。

また、「二の足を踏む」の「踏む」とは、足踏みをするということです。

つまり、「二の足を踏む」は、「2歩目の足が前に出ない」と言い換えることができます。

「二の足を踏む」の使い方

  1. 長年欲しかった1万2000円のフィギュアが、目の前にある。しかし、これを買ってしまったら、今月の生活費がなくなってしまう。二の足を踏んでいる。
  2. 美味しいと評判のラーメン屋だが、華の女子大生としては、やはり1人では入りづらい。二の足を踏んでいる。
  3. 長いこと二の足を踏んでいたけれど、あなたの一言で決心がついた。私はフィギュアも買うし、ラーメン屋も行く。

「二の足を踏む」は、何かをしたいと思う強い気持ちと、それをやめようとする気持ちとの葛藤を表す言葉であると言えます。

➀では、フィギュアを手に入れたいと思う気持ちと、今月の生活費のことを考えるとお金を使うわけにはいかないという気持ちが対立し、葛藤しています。

➁では、美味しいラーメンが食べたいという気持ちと、女子大生らしさを守ろうとする気持ちが葛藤しています。

「二の足を踏む」の類義語

「二の足を踏む」には以下のような類義語があります。

「二の足を踏む」は、何か特定の決断につき、迷っている様子を表します。

一方、「優柔不断」は、決断・判断をすることができない人の性格・特徴を表す場合が多いです。

「二の足を踏む」の英語訳

「二の足を踏む」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • become gun-shy
    (弱気になっている)
  • hesitate
    (ためらう)
  • to think twice
    (熟考し、迷うこと)

“gun-shy” とは、直訳すると「銃声に驚きやすい」という意味です。転じて、「用心深い、怯える」といった意味を持ちます。

“hesitate” は、「二の足を踏む」の英訳としては、最も直接的で、一般的なものです。

“think twice” は、直訳すると「二回考える」という意味です。そこから派生し、「よく考え、結論に迷う」という意味も持ちます。

まとめ

以上、この記事では「二の足を踏む」について解説しました。

読み方二の足を踏む(にのあしをふむ)
意味何かをすることをためらい、行動できないでいること
類義語優柔不断
英語訳hesitate(ためらう)

「二の足を踏む」は、使用されている言葉から意味が推測しずらいことわざです。しかし、意味は単純で、「ためらうこと」と言い換える事ができます。

人生、迷うこともたくさんあると思いますが、あまりにも「二の足を踏」みすぎないように、注意しましょう。