今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ネック」です。
「ネック」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「ネック」をざっくり言うと……
英語表記 | ネック(neck、bottleneck) |
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意味 | 首周り、障害になる |
語源 | 英語のneck、bottleneck |
類義語 | デメリット、リスク、ハンデなど |
「ネック」とは?
「ネック」の意味を詳しく
「ネック」とは、「首周り、障害になる」という意味のカタカナ語です。
まず、人体の一部である首や、その周りのことを「ネック」と言います。その他の物の首に似た部分も、「ネック」と呼ぶことがあります。たとえば、ギターの細くなっている側の先端部分のことを「ギターのネック」と言います。
会話の中でよく出てくるのが、「障害になる」という意味です。たとえば、欲しかった服があるとします。価格が高すぎて購入を迷っているなら、価格が障害になっているので、「価格がネック」と言います。懸念すべき点とも言い換えられます。
「ネック」の使い方
- ネックウォーマーを着用する。
- ギターのネックが壊れてしまった。
- 窓を開けると冷気が入ってくるのがネックだ。
①の例文に出てくる「ネックウォーマー」とは、首元を温める防寒具のことです。マフラーに似ています。②の例文は、先ほど意味を詳しくの部分で紹介した、ギターの一部分のことを指しています。
③だけ、意味が少し異なっています。③の「ネック」が表しているのは、「障害だ」ということです。前後の文脈から見わけるしかないのですが、「障害だ」という使い方では「ネックだ」「ネックになる」という形になっていることが多いです。
どちらの意味なのか見わける時に、この点を参考にすると役立ちます。
「ネック」の語源
「ネック」の語源は英語のneckです。日本語の「ネック」と同じように、首や首回りという意味があります。「ずうずうしい」という意味もあるので、英語の場合注意してください。
「障害だ」という意味はneckから来ているのではありません。実はbottleneckという単語から来ています。「うまく進まない原因の場所」「道路が狭くなっている場所」という意味です。それが変化してカタカナ語でも使われるようになりました。
「ネック」の類義語
「ネック」には以下のような類義語があります。
- デメリット:欠点、悪いところ
- リスク:危険
- ハンデ:負い目になる
デメリット
「デメリット」は「欠点、悪いところ」という意味です。たとえば、レストランに悪いところがあったとします。その悪いところ自体が「デメリット」です。具体的には「汚い」などです。
リスク
「リスク」は「危険」という意味です。たとえば、会社を辞めて起業することは「リスク」です。なぜならば、起業しても成功するとは限らないので、お金がなくなるかもしれないからです。「危険の生じる可能性」というように理解すればよいでしょう。
欠点や危険の生じる可能性というのは、何かを選択する上で決断の障害となります。つまり、「デメリット」「リスク」が「ネック」の原因となっていることもあるのです。
ハンデ
「ハンデ」は「ハンディキャップ」の略で、「負い目になる」という意味のカタカナ語です。
よくスポーツ用語としても使います。実力が違うのを均一にするために、不利な状況を作り上げることを「ハンデを取る」と言います。たとえば、陸上ならゴールを長く設定すると「ハンデ」に該当します。
まとめ
以上、この記事では「ネック」について解説しました。
英語表記 | ネック(neck、bottleneck) |
---|---|
意味 | 首周り、障害になる |
語源 | 英語のneck、bottleneck |
類義語 | デメリット、リスク、ハンデなど |
「ネック」はよく使うカタカナ語です。「首」という意味よりも、「障害だ」という方がよく使います。この意味を見た時に、文の内容まで理解できなければなりません。
ぜひ、この記事を参考にして「ネック」の意味や使い方を覚えましょう。