「仮眠」と「昼寝」は、日常の様々な場面で出てきます。どちらも「短時間の睡眠」というイメージがあると思いますが、皆さんは両者をどのように使い分けていますか。
「仮眠」と「昼寝」の違いについて考えたことがある人は少ないと思いますが、違いを知ると、睡眠の質が上がるかもしれません。
この記事では「仮眠」と「昼寝」についてご紹介します。
結論:「昼寝」は「仮眠」の一種
その中でも代表的な「仮眠」が「昼寝」と呼ばれています。
「仮眠」をもっと詳しく
「仮眠」とは短時間の睡眠を取ることです。寝る時間帯は特に決まっていません。昼寝、うたた寝という言葉は「仮眠」の一種です。
通勤通学の電車の中などで、「仮眠」を取っている人をよく見かけますね。これは、「ながら睡眠」です。実は「ながら仮眠」は、疲労回復のためにしているはずが、返って逆効果となることがあります。これは、雑音や周囲の環境変化が目まぐるしく、短時間でもいい睡眠にならないからです。
いつも同じ時間で、なるべくリラックスできる環境での「仮眠」は、効果が倍増します。
「仮眠」を取るときに気をつけたいポイント
満腹状態で寝ない
満腹状態で寝ると胃の消化の方に信号が送られるため、脳と身体がうまく休まりません。
締め付けの強い状態で寝ない
男性ならネクタイを解く、女性なら髪を解くなど、締め付けを外すことが効果的です。
横にならない
副交感神経が働き、過剰にリラックスすると、長く寝てしまう傾向にあります。
「昼寝」をもっと詳しく
「昼寝」はもっとも代表的な「仮眠」です。昼食後に取る短時間の睡眠を「昼寝」と言います。「昼寝」を効率よく取ると、通常の睡眠より 3 倍の回復力があると言われています。
日本では、仕事場での「昼寝」はあまり一般的ではないですよね。しかし、20 分程度の「昼寝」は、午後の集中力を上げる効果があると言われています。
最近、欧米で流行している「パワーナップ」という「仮眠」の方法をご紹介します。
「パワーナップ」とは
「パワーナップ」とは、通常私たちが取る夜の睡眠に加えて、日中に短時間の仮眠を取ることです。「パワーナップ」により、睡眠の効用が最大化され、集中力が増し、疲労が緩和されます。これはコーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースの研究に基づいています。
以下、パワーナップの「仮眠」のコツです。
- 仮眠時間は 20 分が効果的
- デスクに顔を伏せる
- 光と音を遮断する
- 午後 3 時を超えたら昼寝はしない
- 同じ時間と同じ環境を毎日行う
- 寝る前に少量のカフェインを取る
まとめ
以上、この記事では、「仮眠」と「昼寝」の違いについて解説しました。
- 仮眠:短時間の睡眠を取ること
- 昼寝:「仮眠」の一種で、お昼に「仮眠」を取ること