ことわざ「冥利に尽きる」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「冥利に尽きる(みょうりにつきる)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「冥利に尽きる」の意味をスッキリ理解!

冥利に尽きる(みょうりにつきる):その立場にいる者としての幸福感を、非常に強く感じること

「冥利に尽きる」の意味を詳しく

「冥利に尽きる」とは、ある立場にいる人が、その立場として、非常に大きな幸福感を感じることです。

日常的に感じる喜びではなく、その仕事や活動に携わる者としての最高の喜びを得たときに使用します。

また、そのような幸福感・喜びを得たことに対して、ありがたく感じることも表します。

つまり、非常に強い幸せな感情と、それを与えてくれたことに対する感謝の気持ちの両面を意味することわざです。

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「冥利に尽きる」の使い方

  1. 教え子が自分に憧れて、教師になってくれた。生徒の人生に良い影響を与えられたことは、本当に教師冥利に尽きる
  2. 初の武道館ライブは満員で、予想以上の盛り上がりを見せた。全ての歌を歌い切った後の盛大なアンコールは、アイドル冥利に尽きた
  3. 君のように可愛くて性格も良い女性と知り合えるなんて、男冥利に尽きるよ。
  4. 執筆した記事が多くに人に読まれ、読者の何人かは感想まで書いてくれた。ライターとして冥利に尽きることだ。

➀➁➂のように、役職・仕事・立場を表す名詞と、「冥利に尽きる」を組み合わせて使用することが多いです。他の例としては、「女冥利に尽きる」「商売冥利に尽きる」「俳優冥利に尽きる」などが考えられます。

一方、➃のように、「冥利に尽きる」を名詞とくっつけずに使用することもできます。

「冥利に尽きる」の由来

「冥利」の「冥」は、「神仏の働き」という意味があります。また、「利」はここでは「利益」を表します。

つまり、「冥利」とは、神仏による恩恵を意味します。

 

背景にあるのは、仏教の思想です。仏教の開祖である釈迦しゃかは、約2600年前に「因に応じて果が報う」と説きました。

これは簡単に言うと、「自分の行いが、結果的に自分に恩恵として返って来る」という意味です。

 

一方、「尽きる」とは、「限界まで達する」という意味です。

つまり、「冥利に尽きる」は、「神仏による恩恵が限界まで達する」と言い換えることができます。このことわざは、今の幸せは自分の能力によるものではなく、全て神仏の恩恵によるものであるから、神仏に感謝しなければならない、という自分に対する謙虚さを表しています。

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「冥利に尽きる」の類義語

「冥利に尽きる」には以下のような類義語があります。

  • 冥加に尽きる:「冥利に尽きる」と同義

「冥利に尽きる」の英語訳

「冥利に尽きる」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to get more blessing than one deserves
    (自分の価値よりも、より多くの恵みを得る)
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まとめ

以上、この記事では「冥利に尽きる」について解説しました。

読み方 冥利に尽きる(みょうりにつきる)
意味 その立場にいる者としての幸福感を、非常に強く感じること
由来 神仏により与えられた恵みに感謝する、という意味から
類義語 冥加に尽きるなど
英語訳 to get more blessing than one deserves(自分の価値よりも、より多くの恵みを得る)

自分の努力や能力によって、何かを成功することはあります。しかし、その成功の背景には、実は多くの人との巡り合わせという「神仏の恵み」があるのではないでしょうか。

自分を過大評価しすぎず、常に「冥利に尽きる」という意識を持つといいでしょう。

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