四字熟語「胸先三寸(むなさきさんずん)」とは?意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「胸先三寸(むなさきさんずん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「胸先三寸」の意味をスッキリ理解!

胸先三寸(むなさきさんずん):心の中のこと

「胸先三寸」の意味を詳しく

胸先三寸とは心の中のことを指します。

その中でも、とくに表面上には出さない心の中に秘めた考えを意味することが多いです。

ここで注意してほしいことは読み方です。

 

「むなさきさんずん」と読みます。

「むねさきさんずん」と間違われることが多いので注意しましょう。

加えて「三寸」の部分を「さんすん」と読む場合ももあります。

 

基本的に「さんすん」でも「さんずん」でもどちらの読み方でも大丈夫です。

「胸先三寸」の使い方

  1. 今回のおきた騒動はあなたたちの胸先三寸におさめるようにおねがいします。
  2. 君が試験に合格するかどうかは社長の胸先三寸で決まる。
  3. この罪人を生かすも殺すお殿様の胸先三寸だ。

ここで注目すべきポイントは①と②の使い方です。

①の「胸先三寸におさめる」や②の「胸先三寸で決まる」という使い方は慣用的な表現であるため、覚えておいて損はないでしょう。

「胸先三寸におさめる」は思想や考えを心の中に秘めておくという意味です。

「胸先三寸で決まる」とはある決定がどう決まるのかはその人の判断次第という意味を表します。

「胸先三寸」の由来

「胸先三寸」を作る漢字にそれぞれには、以下の意味があります。

  • 胸:首の下、腹の上の部分。心の中。
  • 先:ものの先端。
  • 三寸:1寸の3倍。約9.1センチ。

これらの漢字から胸の先から3寸ほどの距離という意味が推測できます。

すなわち、心の中の奥底という意味です。

「胸先三寸」という言葉は「胸三寸」と「舌先三寸」いう言葉から派生したものであるといわれています。

 

「胸三寸」とは心の中、「舌先三寸」とは口先だけのたくみな弁舌を意味します。

この2つが混同し、間違った言葉のまま世に知られた言葉が「胸先三寸」です。

しかし、現在では多くの人に多用されているため「胸先三寸」が一概に間違った言葉とはされていません。

「胸先三寸」の類義語

胸先三寸には以下のような類義語があります。

  • 胸中:胸の中。心の中。
  • 心中:胸の内。
  • 底意(そこい):本心。心の中の考え。
  • 内心:心の内。
  • 心胸(しんきょう):胸中。

上記の言葉は心の中という意味を表します。

ここで注意するべきことは、「胸先三寸」は心の中に秘めている考えといったニュアンスを含むことが多いことです。

単に、心の中という意味を表すだけの時もありますが気を付けましょう。

「胸先三寸」の英語訳

胸先三寸を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • one’s mind.(心の中)
  • one’s inner mind.(胸先三寸)

one’s mind のoneは「(人)の」という意味を表します。

つまり、その状況下に応じて人が誰になるのかは変わります。

また、one’s mindを用いなくても以下の例文は「胸先三寸」の意味をあらわします。

He kept his feeling in himself and did no do anything.
(彼は胸先三寸におさめて何も行わなかった。)

まとめ

以上、この記事では「胸先三寸」について解説しました。

読み方胸先三寸(むなざきさんずん)
意味心の中
由来「胸三寸」と「舌先三寸」いう言葉から派生
類義語胸中、心中、底意(そこい)、内心、心胸など
英語訳one’s mind(胸先三寸)、one’s inner mind

今日、単語新しい単語について触れる機会があったように、現代人はさまざまなあたらしいことに出会う機会が多いです。新しい学びを得た時は胸先三寸に押しとどめずに広く活用しましょう。