ムク崎とは「嫉妬心が湧き上がっている様子、漫画家の吉崎観音の呼び方」という意味です。
一瞬、人の名前かと思ってしまい、戸惑う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はムク崎の意味や使い方を丁寧にわかりやすく解説します。
「ムク崎」の意味
- 嫉妬心が湧き上がっている様子
例:腹立ってムク崎状態だわ。 - 漫画家の吉崎観音の呼び方
例:ムク崎作品読みたいわ。
ムク崎とは、「嫉妬心が湧き上がっている様子、漫画家の吉崎観音の呼び方」です。
以下のように成り立っています。
- ムク
嫉妬心を表す擬音語 - 崎
漫画家の吉崎観音
漫画家の吉崎観音(よしざきみね)は、アニメ『けものフレンズ』のコンセプトデザイナーでもあります。
元ネタの項で詳しく解説しますが、「吉崎観音が嫉妬心でアニメの監督を辞任させたのではないか」という疑惑から「ムク」と「崎」を合わせて使うようになります。
そのため、『けものフレンズ』や吉崎観音について使うことが多いフレーズです。
たとえば、『けものフレンズ』に関する掲示板があったとします。
その中で吉崎観音に対して否定的な書き込みをしたい時に、ムク崎と言えば『けものフレンズ』に関する疑惑や噂などを知っていることを表せます。
「ムク崎」の元ネタ
ムク崎は、アニメ『けものフレンズ』のコンセプトデザイナーである吉崎観音に関する掲示板の書き込みが元ネタになっています。
元ネタは掲示板の書き込み
2018年1月7日、なんJに『吉崎「あかん、けものフレンズアプリも漫画も死んだ」』というスレッドができました。
そのスレッドの書き込みには、吉崎観音がアニメ監督のたつきを降板させたことを示す書き込みがありました。
吉崎「もうおしまいやな…」
たつき「ふんっ!(アニメ大成功)」
ファン「けもフレー!!!けもフレ!!!!」
吉崎「やったー🙌🙌🙌」
ファン「たつき!たつき!」
吉崎「ムクムクムクッ!(嫉妬心)」
吉崎「たつき裏切るンゴwはずすンゴw」
これが現実
[出典:タネタン]
この書き込みは事実に基づくものではなく、デマであり書き手側のフィクションです。
吉崎観音はそういった発言を全くしていません。
書き込みがされた経緯
もともと、『けものフレンズ』は、『けものフレンズプロジェクト』という企画で、吉崎観音が描くキャラクターや世界観を使って始まりました。
そして、2015年にスマートフォンのゲーム『けものフレンズ』が配信されますが、2016年12月にサービスが終了します。
その後、アニメ監督のたつきが2017年に『けものフレンズ』をアニメ化して大ヒットを記録します。
ファンの間では、『けものフレンズ』が大ヒットして第2期の制作が決まったのは、たつきのおかげと考えられていますが、2017年9月にたつきは降板します。
その流れを受けて、「吉崎観音は成功したたつきに嫉妬して、監督を降板させた」という考えがファンの間で生まれ、元ネタとなった書き込みにつながるのでした。
「ムク崎」の使い方
ムク崎は主に『けものフレンズ』や吉崎観音に関して言及する時に使います。
侮辱表現として捉えられる可能性があるので、使用する時には気をつけましょう。
Twitterでは、ムク崎は誹謗中傷にあたる単語として書き込まれています。
他意はないけど吉崎おじさんみたいに、「ムク崎」など意味不明な誹謗中傷をされてもスルーするスキルは本当に大事だと思うし見習いたい
— あんこう🍶 (@ankou999) May 17, 2019
実際の例文には以下のようなものがあります。
- ムク崎の作品を見る。
- ムク崎の世界観について意見を問う。
- ムク崎の原案に興味がある。
- ムク崎の炎上事件について調べる。
- ムク崎に関する書き込みを削除する。
- ムク崎についてはファンの意見が別れる。
- 「ムク崎が黒幕」と発言している人がいた。
- ムク崎という言い方に賛否両論ある。
- ムク崎がコンセプトデザインを担当している。
- Wikipediaでムク崎を調べる。
「ムク崎」の派生語
ムク崎の派生語には以下のようなものがあります。
- ムクムクムクッ!
嫉妬心の擬音語 - ムクる
嫉妬する - ムクムクムクッ!(嫉妬心)
嫉妬心の擬音語 - ムク
ムク崎の略称 - 無垢様
ムク崎の別の言い方
『けものフレンズ2』の放送終了後、『けものフレンズ』とコラボレーションを行ったカスタムキャストの関係者が、Twitterで「無垢様」という書き込みをして騒動を煽ったこともあります。
現在では該当ツイートは削除されています。
「たつき」が降板した本当の理由
描い監督のたつきが『けものフレンズ』から降板した理由は以下のようなものがあると言われています。
- 原作と意見が分かれた
- 制作元の会社「ヤオヨロズ」がたつきの降板を決定した
降板の真実は明らかにされていませんが、ネット上では吉崎観音が書いたセリフと、たつきが修正したものが出回っており、違いすぎると話題になっています。
もしかしたら、降板の理由につながっているのかもしれません。
たつきは京都府出身のアニメーターです。 普段はアニメーターとして活動しながら、同人自主制作アニメーションサークル「irodori」の代表を務めています。
別名義は尾本達紀、尾本たつき(おもと たつき)で、他の代表作に『ケムリクサ』があります。
「ムク崎(吉崎 観音)」の代表作
ムク崎(吉崎 観音)の代表作には以下のようなものがあります。
- 『アーケードゲーマーふぶき』
原作者 - 『ケロロ軍曹』
原作者 - 『七人のナナ』
キャラクターデザイナー
1989年にデビューした漫画家です。
代表作に第50回小学館漫画賞児童向け部門受賞作品である『ケロロ軍曹』があります。
現在、Twitterの更新は止まっていますが、『ケロロ軍曹』の公式YouTubeチャンネルを開設したり、Webアニメ『其れ、則ちスケッチ。』の作品に参加したりして活動をしています。
「ムク崎」のまとめ
以上、この記事ではムク崎について解説しました。
読み方 | ムク崎 |
---|---|
意味 | ①嫉妬心が湧き上がっている様子 ②漫画家の吉崎観音の呼び方 |
元ネタ | アニメ『けものフレンズ』のコンセプトデザイナーである吉崎観音に関する掲示板の書き込み |
派生語 | ムクムクムクッ! ムクる ムクムクムクッ!(嫉妬心) |
たつきの降板理由 | 原作と意見が分かれた 制作元の会社「ヤオヨロズ」がたつきの降板を決定した |
ムク崎の代表作 | 『アーケードゲーマーふぶき』 『ケロロ軍曹』 『七人のナナ』 など |
ムク崎は使い方に注意しなければならない単語です。
ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方を覚えましょう。