「文言(もんごん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「文言(もんごん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「文言」の意味をスッキリ理解!

文言(もんごん):文章の中の言葉

「文言」の意味を詳しく

「文言」とは、文章の中の言葉という意味です。

文章の中にある言葉や言い回し、表現などを指します。言い換えると、文章を構成する語句や、ひとまとまりの言葉のことです。

言葉にはさまざまな表現の方法があり、同じ意味を持つ言葉であっても異なる言葉で表すことがあります。このように、さまざまな言い回しや多彩な表現のことを「文言」と言います。

「文言」の読み方には2種類あります。一般的には「もんごん」と読みます。これは漢音での読み方です。「ぶんげん」と読む場合には、「中国における伝統的な文章表現」を意味します。これは呉音での読み方です。

「文言」の使い方

  1. 法律上の文言を逆手にとった弁論を繰り広げた。
  2. 聴衆を惹きつけるような文言を入れたい。
  3. その手紙には、彼の体調がすぐれないことをうかがわせる文言があった。

「文言」は、文章中の言葉を意味します。そのため、書類や手紙、スピーチの原稿など、何らかの形での文章が存在することが「文言」を使う上での前提になります。

 

上記にあげた3つの例文について詳しく説明します。

①の例文では、「文言」は法律関係の文書の中から該当する場所を示して用いられています。このように法律の内容や条文などから関係する箇所を抜き出して「文言」と言及する場合が多く見られます。

②の例文では、「文言を入れる」という表現が用いられています。特定の言葉やフレーズを文章中に盛り込むこと、特定の意味合いやニュアンスを含めることを意味します。

これはビジネスシーンでもよく使われる表現です。たとえば、書類作成の指示を出すときに「この文言を入れておいて」などと伝えることができます。

③の例文では、「文言がある」という表現が用いられています。「文言がある」という表現は、文章の中にその言葉が存在する、あるいは記載されていることを意味します。

 

以上が代表的な「文言」の使い方です。「文言を入れる」「文言がある」の表現が使われること、法律上やビジネスシーンで用いられることを押さえておきましょう。

「文言」の語源

「文言」の由来は、古代中国の書物である易経(えききょう)の『文言伝(もんごんでん)』にあるとされています。

「文言」の読み方は2種類あると紹介しましたが、元は中国から伝わった「ぶんげん」という読み方の意味から来ているのとされています。

易経:古代中国における、占いの理論を説いた書物

「文言」の類義語

「文言」には以下のような類義語があります。

  • 文章:2文以上が合わさったもの
  • 物言い:物事に対する表現の仕方
  • 弁舌:話し方の様子や話ぶり
  • 口説く:自分の意思に相手を従わせるために、表現を変えてさまざまな言い方をする

「文言」と「文章」の基本的な意味は同じですが、分量に決定的な違いがあります。「文章」は複数の文が合わさっていることが条件であるのに対して、「文言」は、その文章の中にある言葉を意味します。

「文言」は文書が存在することが前提であるのに対して、「物言い」は口語の表現で用いられます。言葉遣いなどを意味することもあります。

「文言」の対義語

「文言」には以下のような対義語があります。

  • 白話(はくわ):中国における書き言葉

「もんごん」の対義語は存在しませんが、「ぶんげん」の対義語として、「白話」があげられます。

「文言(ぶんげん)」は上述の通り、「中国における伝統的な文章表現」という意味ですが、「白話」は書き言葉を意味します。

「文言」の英語訳

「文言」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • words
    (語)
  • phrase
    (句)
  • expression
    (表現)

「文言」の直接的な英語訳は存在しませんが、文章中の語・句・表現などを指していることから、上記が英語訳として挙げられます。

まとめ

以上、この記事では「文言」について解説しました。

読み方文言(もんごん)
意味文章中の言葉
語源易経の「文言伝」
類義語文章、物言い、弁舌など
対義語白話など
英語訳word, phrase, expression

「文言」は書類上の言葉を示すために、法律関係やビジネスなど正式な場で用いられる熟語です。この機会に正しい使い方をマスターしましょう。