「桃栗三年柿八年」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「桃栗三年柿八年」です。

言葉の意味・例文・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「桃栗三年柿八年」をざっくり言うと……

意味何事もよい結果が出るまでには、それなりの時間がかかることのたとえ
由来植えてから実がなるまで、桃や栗は三年、柿は八年かかるということから
類義語桃栗三年柿八年柚は九年で花盛り梅はすいとて十三年など
英語訳Peach and chestnut seeds take three years to bear fruit, plums take eight.(桃栗三年柿八年)

「桃栗三年柿八年」の意味をスッキリ理解!

桃栗三年柿八年:何事もよい結果が出るまでには、それなりの時間がかかることのたとえ

「桃栗三年柿八年」の意味を詳しく

「桃栗三年柿八年」は、何事もよい結果が出るまでには、それなりの時間がかかることのたとえです。また、何事も辛抱強く続けなければ、実を結ぶことは難しいという意味もあります。

実際に、桃と栗は、種を植えてから実がなって、食べられるようになるまでに約3年かかります。また、柿は食べられるようになるまでに8年近くかかります。

努力が実るまでの時間の長さを、桃・栗・柿が収穫できるようになるまでの時間の長さに重ねたことわざです。

 

また、このことわざに「ゆずは九年」「梅は十三年」という言葉を続けて言う場合もあります。

すぐに結果を求めたがる人に対し、まずは地道に努力することが大切であると言い聞かせる場合などに使われます。何事も時間をかけて取り組むことが大切であり、一夜漬けで身につくものではないということです。

「桃栗三年柿八年」の例文

  1. まだこの仕事を始めたばかりなんだから、そんなに焦らなくても大丈夫。桃栗三年柿八年、努力していれば必ず結果が出るよ。
  2. 彼は長年の夢をようやく叶えることができたそうだ。桃栗三年柿八年、陰ながら努力を重ねていたのでしょう。

「桃栗三年柿八年」の由来

桃と栗は、種を植えてから実がなって、食べられるようになるまでに約3年かかります。また、柿は食べられるようになるまでに8年近くかかります。どれも種を植えてすぐに、食べることはできません。

このことから、「桃栗三年柿八年」ということわざが生まれました。

「桃栗三年柿八年」の類義語

「桃栗三年柿八年」には以下のような類義語があります。

  • 桃栗三年柿八年梅の十三年待遠(まちどお)い
  • 桃栗三年柿八年柚(ゆず)は九年で花盛り梅はすいとて十三年
  • 桃栗三年後家(ごけ)一年

「桃栗三年柿八年」の英語訳

「桃栗三年柿八年」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Peach and chestnut seeds take three years to bear fruit, plums take eight.
    (桃栗三年柿八年)

まとめ

以上、この記事では「桃栗三年柿八年」について解説しました。

意味何事もよい結果が出るまでには、それなりの時間がかかることのたとえ
由来植えてから実がなるまで、桃や栗は三年、柿は八年かかるということから
類義語桃栗三年柿八年柚は九年で花盛り梅はすいとて十三年など
英語訳Peach and chestnut seeds take three years to bear fruit, plums take eight.(桃栗三年柿八年)

あらゆる知識や技術は、しっかりと身につけるにはそれなりの時間を必要とします。

たとえ長い道のりに思えても、時間をかけて地道に努力を重ねることできっと実を結ぶ時が来るでしょう。