「目途(もくと)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「目途(もくと)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「目途」の意味をスッキリ理解!

目途(もくと):目指すところ、目標

「目途」の意味を詳しく

「目途」は、目指すところ、目標という意味です。達成するべき目的や、物事を進める上で目指すべきところです。

「目途」の正しい読み方は「もくと」です。「目処(めど)」が元となって作られた言葉であることから、「もくと」だけでなく「めど」と読まれるようになりました。

「目途」は役所で使われる言葉の一つであり、公的な文書などに使われます。その際には「もくと」と読まれ、政治家の挨拶や演説でも多用される言葉です。公的な場面でない場合、一般的には「めど」と読まれることも増えています。

「目途」と「目処」の違い

「目途」と「目処」は使い方は非常に似ていますが、意味に多少差があります。

  • 目途:目標
  • 目処:おおよその見通し

一般的にはあまり区別されずに使われている場合が多いです。

なお、「目処」の「処」は常用漢字ではないので、公的文書では使われません。

「目途」の使い方

  1. 1週間後を目途に資料を完成させる。
  2. 来月末を目途として売り上げを倍にすることが会議で決定した。
  3. その遊園地は再開の目途が立っていない。

「目途」は公的な場面で使われることが多く、ビジネスシーンなど日常では「目処」が使われます。「目途」と「目処」の文章中での使い方に大きな差はないので、「目途」を使用することもできます。

「目途」は「目標」の意で用いられます。目標には期限や期間が設けられることがほとんどです。①②の例文の「〇〇を目途に」「〇〇を目途として」という表現は、〇〇に期限を表す言葉を入れて、「いつまでを目標に」を意味します。

「目途が立つ」は「目標が立つ」という意味で、目標を設定できていることを意味します。③の例文では「目途が立っていない」と表現しているので、目標が設定できてないことを示します。

「目途」の語源

「目途」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :目印となるもの
  • :みち、いきさつ

「目途」は「目処」が元となってできた言葉です。「目処」の語源は、かつて占いに用いられていた「目処萩」という植物であるとする説があります。人の将来を予測することのできる占いから、「目処」は「先の見通し」という意味になったとされます。

「目途」は「目処」がさらに変化し、「目印となるみち」という意味の漢字の組み合わせの言葉として生まれた言葉です。

「目途」の類義語

「目途」には以下のような類義語があります。

  • 目標:実現することを目指している基準
  • 目的:達成させようと目指しているもの
  • 目当て:目的としているもの
  • 当て所(あてど):目当て

「目途」の英語訳

「目途」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • objective
    (目標)
  • goal
    (目標)
  • purpose
    (目的)
  • aim
    (目的)
  • prospect
    (見込み)
例文
  • We will store necessary food and drinking water, aiming for 7 days worth.(7日分を目途に必要な食料品、飲料水の備蓄を確保する。)
  • We were instructed by headquarters to first put prospects on the price.(私たちは本社からまず価格について目途をつけるように指示を受けている。)

まとめ

以上、この記事では「目途」について解説しました。

読み方目途(もくと)
意味目指すところ、目標
語源「目印となるもの」「いきさつ」という意味の漢字から
類義語目標、目的、目当て
英語訳objective, goal, purpose

「目途」は「目処」との違いが問われるなど、難しい言葉です。今一度意味と使い方を整理しましょう。