「目録」の意味とは?書き方や作り方についてわかりやすく解説!

言葉

目録とは「品名や内容をまとめたもの」という意味です。

目録は、日常生活でもよく使用する言葉だと思います。しかし、「なんとなく使っていて、詳しい意味はよくわからない」という人が多いのではないでしょうか。

この記事では、目録の意味や使い方、マナーなどについて、詳しく解説します。

「目録」の意味

目録もくろく

品名や内容をわかりやすくまとめたもの

目録とは、「品名や内容をわかりやすくまとめたもの」のことを言います。

また、「目録」には以下のような意味もあります。

  • 見出しをまとめた本の目次
  • 所蔵品や展示品などの品目を書き並べたもの
  • 結納などで相手に贈答する品目をまとめて書かれたもの
  • 武道や芸道などで、研修が終了した際に弟子に授ける段位や免許を記録したもの

一般的には以下のような目録がよく使用されます。

目録の例
  • 卒業記念目録
    卒業式などで、卒業生が先生に手渡す卒業記念品のリストのこと
  • 結納品目録
    結婚する際、両家の親がとりかわす品物や金銭を記したもの
  • 財産目録
    ある時点において、企業が所有している土地や建物、現金、設備、資材、商品などの全ての財産と全ての負債を記載したリスト
  • 祝い目録
    結婚のお祝いとして渡す贈り物が手渡しでは大きすぎるような場合に、品物の代わりとして渡される目録
  • 贈答目録
    会社の式典や行事などで、実際の商品の代わりに渡される目録

財産目録は、個人が自己破産した場合や、財産の相続を受ける場合にも必要になります。

「目録」の使い方


目録には以下のような言い回しがあります。

  1. 目録を受け取る
  2. 目録を渡す
  3. 目録を記す

次に具体的な例文について確認しておきましょう。

  1. 全国大会に優勝したため、記念品目録を受け取った。
  2. お世話になった上司が退職するため記念品として、実物の代わりに目録を渡した。
  3. この博物館は、展示品が多いため目録を記すことは欠かせない。
②の例文のように、目録は実物の代わりとして受け渡しされる場合があります。

記念品や贈答品の数が多く持ち運ぶのが困難な場合、目録だけを渡し後から宅配するなどして対応するのが一般的です。

「目録」のルール


目録は以下のように大きく4つのパートに分かれます。

書き方の順序
  1. タイトル・冒頭の言葉
  2. 品名・個数
  3. 贈り主と宛名
  4. 贈呈した日付

また、目録には以下のように、種類によって冒頭の書き方が異なります。

場合別の冒頭の書き方
  • 卒業記念品の場合
    「右、卒業記念品として寄贈いたします。」
  • 長寿祝の場合
    「右、喜寿のお祝い品としてお贈りします。」
  • 退職記念の場合
    「右、退職記念品として謹呈いたします。」
  • 結婚祝の場合
    「右、ご結婚のお祝いとしてお贈り申し上げます。」

「目録」に使用する紙


目録は、市販の目録用紙か、正式には奉書紙(ほうしょし)を使うのが一般的です。

奉書紙は縦に二つ折りにして、袋状になった方を下にして使います。

目録は伝統的には毛筆で手書きがいいとされています。

しかし、毛筆で書くことが難しい場合、筆耕(ひっこう)などに代筆を頼むといいでしょう。

筆耕(ひっこう)とは
筆耕とは、文字を書くプロのことです。

文字を書くプロと言っても、書道のように芸術として文字を書くこととは異なります。

筆耕は、誰でも読める正確で上品な文字を書けることが望ましいとされています。

また、最近では印刷された目録もあります。

その場合、印刷業者に依頼するか、自宅でプリンター対応の和紙を使用することで作成することが出来ます。

目録の包み方

「目録」には、大きく三つ折り、上包みの二つの折り方があります。

「目録」の三つ折り

目録は三つ折りにたたまれことが一般的です。

左から3分の1のところを折りたたみ、次に右から3分の1のところを折って、すでに折られている左側の部分に重ねるようにします。

「目録」の上包み

上包みとなる奉書紙の裏を上にし、その上に三つ折りにした目録を中央より少し左寄りに置きます。

上包みの右側を目録に重ねるようにして折り、次に左側を重ねるようにして折ります。

最後に、上部と下部も折り上げ上包みの完成です。

上包みの表書きは、用途によって「寿」「御祝い」「目録」などを書き加えることがあります。

水引に関しては、すぐに開封するため無くても問題ないとする場合もあります。

「目録」の語源


目録は、室町時代の「品目をまとめた文書」が語源です。

室町時代に物品・貨幣の贈呈に品目や数量を記して相手に送る文書を目録と言っていました。

この目録は、紙を横半分に折って使用するのが一般的だったため折紙とも呼ばれていました。

 

結納目録などはこの文書の名残とされ現在でも使われています。

また、武術や芸道において師匠が弟子に与える免許の名目や、その旨を記した証明書も目録と呼ばれ、現在でも使用されています。

「目録」の類義語


目録には以下のような類義語があります。

  • リスト
    一覧表
  • インベントリ
    商品や財産などの目録、在庫
  • カタログ
    目録や説明書、案内書
  • 名簿
    姓名や住所などを書き連ねた帳簿
  • 品書き
    品物や料理・値段の書かれた献立表・メニュー
  • 目次
    書物・雑誌の見出し、題目の順序
目録の類義語は、「何かをまとめたもの」という意味があります。

また、「インベントリ」はゲーム用語として「プレイヤーのアイテム情報」という意味もあります。

「目録」と「目次」の違い

「目録」と「目次」には、以下のような意味の違いがあります。

  • 目録
    品目を分かりやすくまとめたもの
  • 目次
    本の内容などを分かりやすくまとめたもの
「目録」と「目次」は、「内容をまとめた」という意味は共通していますが、「目次」は本や雑誌などに対して使用するのが一般的です。

「目録」には、出品したものや贈り物の内容に使用するのが一般的です。

出品物・贈り物には「目録」、本・雑誌には「目次」と使い分けるようにしましょう。

「目録」を渡す際のマナー


目録を渡す場合、正式なマナーとしては以下のようなものがあります。

  1. 白木台に乗せて渡す
  2. 目録を読み上げて手渡し

マナー①:白木台に乗せて渡す


広蓋(ひろぶた)に乗せられた白木台の上に目録を乗せて相手に差し出すのが、正式なマナーとされています。

白木台とは
白木台とは、「片木(へぎ)」とも呼ばれ、四角いお盆のような形をしている献上台のことです。

清潔なものを渡すというこだわりから、汚れのない真っ白な布や紙に乗せて贈り渡す伝統が現代にも伝わっています。

マナー②:目録を読み上げて手渡し

式典やイベントでは、人前で目録を読み上げてから、盆などに乗せずに渡すのがマナーとされています。

読み上げは、表題から「一つ(ひとつ)」と言ってから品名を読み上げていきます。

最後に、「以上を○○(例:記念品)として贈呈いたします」のように、一言を言ってから、目録をのし袋にしまい相手に手渡します。

のし袋とは
のし袋とは、金銭を入れて相手に贈るための袋のことです。

イベントごとにのし袋の種類は変わるため、しっかりと確認しておきましょう。

「目録」のまとめ

以上、この記事では「目録」について解説しました。

読み方目録(もくろく)
意味品名や内容をまとめたもの
語源品目をまとめた文書
類義語リスト
インベントリ
カタログ など

目録は、日常生活でもよく使用する言葉です。

目録を手渡す際のマナーなども、しっかり確認しておきましょう。

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ソイル・ショップ
活字中毒の男子大学生。 本・雑誌から食品の成分表までつい読んでしまいます。 取り込んだ知識を活かして、敬語や熟語を中心に執筆しています。