間違えやすい「タカ派」と「ハト派」の違いをわかりやすく解説

違いのギモン

「タカ派」と「ハト派」。この2つの言葉はたまにニュースなどで出てきますよね。ところでみなさんはこの2つの言葉の違いをご存知でしょうか。右翼や左翼などと混同している人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「タカ派」と「ハト派」の違いについて解説したいと思います。

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結論:タカ派は強硬派、ハト派は穏健派

タカ派は強硬派のことを指し、目的のためには武力の行使も辞さないという考え方の人たちのことです。

一方、ハト派は穏健派のことを指し、話し合いで解決しようとする考え方の人たちのことです。

「タカ派」とは

タカ派とは、強硬派のことで、目的を達成するためなら武力の行使も辞さないという考え方の人たちを指します。

これは、強硬派を獰猛(どうもう)な猛禽類(もうきんるい)であるタカに例えた表現です。

ただ、日本の場合は少し使われ方が特殊で、単に政策などを強行する人たちのことを指します。日本には軍隊がいませんからね。ただ、軍事力を持つことに肯定的な考え方を持つ人を指す場合もあるので、少し注意が必要です。

 

ちなみに、この言葉はよく右翼と混同されがちです。日本では、右翼が軍事力を持つことに賛成しているというイメージがありますからね。

しかし、実際には左翼も武力の行使も辞さないという考え方を持つことがあります。例えば共産党は左翼ですが、革命を起こして共産主義国家を樹立しよう、と考えたらタカ派です。左翼でも右翼でも、武力の行使も辞さないと考えたらそれはタカ派なのです。

さて、この言葉は政治の世界だけでなく、経済の世界でも使われることがあります。その場合、タカ派とは景気に対して強気な考え方をもつ人たちのことを指します。

つまり、少し景気がよくなってきたら、その傾向が続くと考えて行動するのがタカ派です。

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「ハト派」とは

「ハト派」とは、穏健派のことを指し、話し合いによって平和的な解決を目指そうという考え方を持つ人たちのことです。

これは、穏健派の人たちを、平和の象徴であるハトに例えた表現です。

ちなみに、ハトが平和の象徴になった起源は、ノアの箱舟という神話にまでさかのぼります。

この神話で、地上の人々が悪さをしているのを見かねた神々は大洪水を起こします。そして、箱舟を作って難を逃れたノアの家族以外の人たちは洪水に流されてしまいます。そして、ノアは偵察のためにハトを飛ばしますが、オリーブをくわえたハトが戻ってきた時に大洪水が引いたのです。

 

また、この表現は左派と混同されがちですが、ハト派は左派や右派の中でも、中道(※1)に近い考え方を持つ人たちのことを指します。平和主義者のことだと考えればわかりやすいでしょう。

さて、タカ派と同じように、この言葉は経済界でも使われます。経済界では慎重派のことを指します。つまり、景気がよくなってきても、その傾向は続かないだろうと考えて行動する人たちがハト派です。

  • 中道(※1):政治において、左派にも右派にも偏らない考え方を持つ人たちのこと。

まとめ

以上、この記事では、「タカ派」と「ハト派」の違いについて解説しました。

  • タカ派:政治的には強硬派のこと。経済的には強気な人のこと。
  • ハト派:政治的には穏健派のこと。経済的には慎重派のこと。
右派と左派、タカ派とハト派はそれぞれ違う意味を持った言葉だったんですね。これらの言葉を正しく使えると賢く見えるかもしれません。間違えないように使っていきたいですね。

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