「ミント」と「ハッカ」の違いとは?成分までわかりやすく解説

違いのギモン

ハッカ味のアメをご存知ですか?

特に子どもの頃は、その独特な清涼感から苦手だった方も多かったと思います。ところで、現在よく見る「ミント」と、この「ハッカ」の違いとは何なのでしょうか?

この記事では、「ミント」と「ハッカ」の違いについて解説します。

結論:「ミント」は総称、「ハッカ」はミントの中の特定の種類

「ミント」は、シソ科ハッカ属の植物の総称のことです。

「ハッカ」は、特に日本原産のミントのことをいいます。

「ミント」をもっと詳しく


「ミント」とは、ハーブの一種で様々な種類があります。

含まれている成分から、大きく「ペパーミント」「スペアミント」、そして「和種ハッカ」の3種類に分けることができます。「和種ハッカ」については、次章で説明します。

 

「ペパーミント」には、すーっとする清涼感を出す「メントール」が多く含まれています。そのスッキリする風味から、ガムや歯磨き粉などの口周りのケア用品として、またチョコレートやアイスクリームなどのフレーバーとしてもよく使われています。

「スペアミント」には、メントールがあまり含まれていない代わりに、「カルボン」という甘い香りを持つ成分が多く含まれています。一般的に、ハーブティーやモヒートなどのドリンクの味付けに使われたり、サラダや肉料理に添えられたりします。

このように、それぞれの「ミント」に特徴があり、使い分けられているのです。

「ハッカ」をもっと詳しく


「ハッカ」は、この「ミント」の中でも特に日本で自生しているミントである和種ハッカのことです。

ただし、英語の “mint” の日本語訳として、総称の意味で「ハッカ」という単語が使われることもあります。そのため、日本原産のハッカのみを示すときは、「和種ハッカ」と呼ばれることが多いです。

漢字では「薄荷」と書き、その由来は「ハッカの葉を蒸留して採れるハッカ油の量がわずかであるため、荷物が少なくてすむから」だと言われています。

「和種ハッカ」は、「ペパーミント」よりも多くメントールを含んでおり、「ハッカ油」として使われることが多いです。このハッカ油は、肌や髪のケア用品として、また消臭効果のあるスプレーとしての効果があります。

まとめ

以上、この記事では、「ミント」と「ハッカ」の違いについて解説しました。

  • ミント:シソ科ハッカ属の植物の総称
  • ハッカ:和種ハッカのこと

ミントにも成分や効能の違う様々な種類があるんですね。この違いを理解した上で、目的に合ったミントを選べるといいですね。