今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ミレニアム」です。
「ミレニアム」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ミレニアム」をざっくり言うと……
英語表記 | ミレニアム(millennium) |
---|---|
意味 | 1000年 |
語源 | 英語の “millennium” |
類義語 | ゼロゼロ、ポスト・ポスト「コールドワー」など |
「ミレニアム」とは?
「ミレニアム」の意味を詳しく
「ミレニアム」とは「千年」「千年紀」という意味のカタカナ語です。しかし1番よく使用される意味は「西暦2000年」という意味です。「西暦2000年」とは「キリストが生まれてから2000年目」という意味です。
「ミレニアム」の使い方
- ミレニアム世代の価値観は異なっている。
- ミレニアムモデルを発売する。
- ミレニアムの瞬間を祝う。
「ミレニアム」をよく使用するのは過去の歴史や若い世代の人たちについて何かを述べるときです。
ふつう「ミレニアム」は「西暦2000年」という意味です。しかしながら、「ミレニアム世代」だけは違います。「ミレニアム世代」とは2000年代に生まれた人たちのことを指しています。
具体的には生まれたときから携帯電話が普及していたり、世界の情勢が大きく変わるポイントになった2001年の同時多発テロをリアルタイムで知らなかったりする世代のことです。
「ミレニアム」の語源
「ミレニアム」の語源は英語の “millennium” です。「1000年」という意味です。 “millennium” はやはりキリスト教ととても大きく関係のある単語です。
キリスト教では、キリストが去ってから1000年経つとまた生まれ変わってこの世を統治してくれるという考えがあります。その1000年の期間を表すのが “millennium” です。
「ミレニアム」の類義語
「ミレニアム」には以下のような類義語があります。
- ゼロゼロ:2000年のスラング
- ポスト・ポスト「コールドワー」:2001年以降
「ゼロゼロ」という単語をよく使うのは主にメディアやネットです。特に若い人たちを対象にしたテレビ番組やファッション雑誌などで使用します。
その中でも「ゼロゼロ世代」「ゼロゼロジェネレーション」といった使い方をすることが一般的です。また、「ゼロゼロ」には別の意味があって不動産用語として使用されます。
その場合には「敷金礼金が無いお得な物件」という意味で使用されます。意味を間違えると大変なので注意しましょう。
「ポスト・ポスト『コールドワー』」は「2001年以降」を表すカタカナ語です。とても長いカタカナ語ですが、「ポスト」というのは「以後」という意味です。
「コールドワー」とは「冷戦」のことです。1945年から1991年までアメリカとソ連が引き起こした戦争のことを言います。つまり冷戦の後の後の時代を指しています。それが2001年以後ということです。
この単語を初めて聞いたという人もいるかもしれませんが、教科書や歴史に関する本にはよく登場する単語です。現代の情勢を理解する上で重要な単語なのです。2001年の同時多発テロをきっかけに世界の体制が変化したことからこうした名前がつけられました。
「ポスト・ポスト『コールドワー』では紛争が多発した」というように使います。
まとめ
以上、この記事では「ミレニアム」について解説しました。
英語表記 | ミレニアム(millennium) |
---|---|
意味 | 1000年 |
語源 | 英語の “millennium” |
類義語 | ゼロゼロ、ポスト・ポスト「コールドワー」など |
「ミレニアム」は特定の期間を表す単語なので、人によっては使う場面がなかったという人もいます。しかしながら「ミレニアム」は世界的にも大きな転換期になった期間です。
ぜひこの記事で「ミレニアム」についての知識や理解を深めて実際の生活でも役立てるようにしましょう。