「ミレニアルズ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

ミレニアルズとは「1980年代~2000年代初めに生まれた世代」という意味です。

報道などで、「ミレニアル世代」という言葉をよく聞きませんか。

「どの世代を指すの?」「自分はミレニアル世代?」といった疑問を抱く方が多いのではないしょうか。

そこで、この記事では、ミレニアルズの意味や使い方、語源、特徴などについて詳しく解説します。

「ミレニアルズ」の意味

ミレニアルズ

1980年代~2000年代初めに生まれた世代

ミレニアルズとは、1980年代~2000年代初めに生まれた世代です。

2021年現在の時点で、20代〜30代後半のあいだの若い人々を指します。

しかし、ミレニアルズの定義は、考え方よって微妙に異なる場合もあります。

たとえば、1997年~2000年生まれの人のみを指すことも場合もあれば、1981~1996年に生まれた人を指す場合もあります。

プロレスユニットの名前にも使われていた

日本のプロレス団体「DRAGON GATE」に、「ミレニアルズ」という名前のユニットがありました。

T-Hawkさん、Eitaさんらのプロレスラーから構成され、2013年から活動していました。

しかし、2015年8月の試合の敗北がきっかけとなり、「ミレニアルズ」は解散となりました。

なお、このユニット名に「1980年〜2000年初めまでに生まれた世代」という意味が込められているかどうかは不明です。

「ミレニアルズ」の使い方


「ミレニアルズ」という言葉は、単独で用いたり、「ミレニアル世代」という言葉で用いたりします。

例文を見てみましょう。

  1. ミレニアルズに向けて、動画での宣伝に力を入れている。
  2. ミレニアルズ世代の消費が落ち込んでいる。
  3. さすがミレニアルズだ。君はパソコンの使い方に慣れているね。
  4. 私とあなたは年が10歳離れているけれど、2人ともミレニアルズ世代だよ。
「ミレニアム」「ミレニアム世代」は厳密には誤り

近年では、「ミレニアルズ」の代わりに「ミレニアム」「ミレニアム世代」という表現を使う人も多いです。

しかし、「ミレニアム」は「ミレニアルズ」の言い換えとしては誤りですから気をつけましょう。

「ミレニアム」は「1000年の」という意味であり、世代を表す言葉ではないのです。

そのため、「ミレニアルズ」または「ミレニアルズ世代」と正しく言うようにしましょう。

「ミレニアルズ」の語源

ミレニアルズの語源は英語の “millennials” です。

millennials

1980年代~2000年代初めに生まれた世代

“millennials” は、カタカナ語のミレニアルズと同じ意味をもちます。

“millennials” の語源をさらにさかのぼると、“millennium(1000年間の)” になります。

「西暦が1000年代から、次の2000年代に変わる境目の世代」という意味を込めて、1980年代~2000年代初めに生まれた人々を“millennials” と呼ぶようになったのです。

「ミレニアルズ」が定着したきっかけ

カタカナ語の「ミレニアルズ」が日本に浸透したきっかけは、『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』という書籍です。

この本は、2013年、マーケティング研究者の原田曜平(はらだようへい)氏によって書かれました。

「さとり世代」は原田氏が名付けた世代名で、1980年代後半〜2000年初めに生まれた人々を指します。

原田氏は著書のなかで、日本のさとり世代の特徴が、英語圏の “millennials” に似ていると書きました。

「ミレニアルズ」の特徴


「ミレニアルズ」には、以下の5つの特徴が見られます。

  1. デジタルに強い
  2. 共有に積極的
  3. 出世にこだわらない
  4. 愛情たっぷりに育てられた
  5. 自己愛が強い

1つずつ見ていきましょう。

あくまでも傾向である点に注意

ここから紹介する特徴はあくまでも傾向です。

そのため、ミレニアルズの全員にこれらの特徴が当てはまるとは限りません。

また、他の世代でも、これらのような特徴が見られる人も大勢います。

特徴①デジタルに強い

ミレニアルズの1つ目の特徴は、デジタルに強いという点です。

ミレニアルズの身近には、物心がついた頃からインターネットがありました。

ミレニアルズはパソコンや携帯電話も子どもの頃から使ってきたため、デジタルな機械を使うのが上手です。

また、長いあいだデジタルに触れているぶん、インターネットで情報を発信したり、得た情報を分析したりするのが得意な世代です。

特徴②共有に積極的

ミレニアルズの2つ目の特徴は、共有に積極的であるという点です。

ミレニアルズは、以下のような様々な共有を好みます。

  • 物の共有
    シェアハウス、カーシェアなど、1つのものを他の人と一緒に使う
  • 動画の共有
    DVDを買うのではなく、YoutubeやNetflixなどの配信サービスで視聴する
  • 情報の共有
    SNSで口コミや体験を公開し、互いに見る

ミレニアルズの人々は、景気が良い時代を経験したことがほとんどありません。

そのため、何かを買って自分だけのものにすることよりも、利用したいものを必要なときにだけ安く使うほうを好むのです。

また、物心ついた頃からデジタルのものに触れてきた世代であるため、オンライン上での情報共有にも抵抗がありません。

特徴③出世にこだわらない

ミレニアルズの3つ目の特徴は、出世にこだわらないという点です。

幼いころから景気低迷した時期を過ごしているため、「仕事で出世して、どんどんお金を稼ごう」と考える人が少ない世代です。

また、会社に対する帰属意識(きぞくいしき)も、あまり高くない傾向があります。

ミレニアルズは社内でのポジションよりも、「仕事とプライベートでのバランスをとって、過ごしやすく働くこと」を重視します。

特徴④人との繋がりが広く浅い

ミレニアルズの4つ目の特徴は、人との繋がりが広く浅いという点です。

ミレニアルズは、SNSなどを通していろいろな人と広く繋がります。

一方で、「誰かと繋がりたいが、深くは関係したくない」という思いから、相手との距離感を適度に保つ傾向もあります。

たとえば、ミレニアルズの行動には以下のような工夫が見られます。

  • SNSの投稿を公開できる人に制限をかける
  • Twitterで複数のアカウントを使い分け、各アカウントごとに広く浅く知り合う

特徴⑤愛情たっぷりに育てられた

ミレニアルズの5つ目の特徴は、愛情たっぷりに育てられたという点です。

ミレニアルズは、出生率が低くなった時代に生まれたため、「大人数のきょうだいがいる」という人が少ない世代といえます。

親がひとりの子どもにかける時間が長くなったぶん、ミレニアルズはたくさんの愛情を受けて育った傾向があります。

見方によっては、ミレニアルズのことを「甘やかされて育った世代」と考える人もいます。

特徴⑥自己愛が強い

ミレニアルズの6つ目の特徴は、他の世代よりも自己愛が強いという点です。

ミレニアルズは幼いことからデジタルに触れてきたため、カメラやスマホで気軽に写真・動画を撮る機会が多いです。

また、撮影したものをSNSで公開することも日常的に行われているため、自分の顔映りを気にしたり、アプリで加工したりします。

 

ミレニアルズがもつ上記のような特徴は、それまでの世代には見られなかったものです。

2014年の世界経済フォーラムで「他の世代とは異なる存在」として話題にあがったほど、社会的に注目されている世代といえます。

各企業は、ミレニアルズの消費行動を促すために、彼らからの支持が得られるようなマーケティングをするように工夫しています。

たとえば、SNSを通した宣伝などが挙げられます。

「ミレニアルズ」の類義語


ミレニアルズには、以下のような類義語があります。

  • ジェネレーションY
    1981~2000年ごろに生まれた世代
  • Y世代
    1981~2000年ごろに生まれた世代
    X世代(1965〜1980年生まれ)と
    Z世代(1995年以降生まれ)の間
  • ゆとり世代
    1987年~1996年生まれ
  • さとり世代
    1987年~2000年前半生まれ
  • デジタルネイティブ
    幼い頃からインターネットに触れてきていること
  • エコブーマー
    ベビーブーマー世代(1946〜1964年生まれ)を親にもつ世代

「ジェネレーションY」「Y世代」「ゆとり世代」「さとり世代」は、すべて世代を表す言葉です。

ミレニアルズの出生年代(1980年代~2000年代初め)と指す時期が重なっている部分があるため、類義語といえます。

また、「デジタルネイティブ」「エコブーマー」は、ミレニアルズがもつ特徴に当てはまっているため、これらも類義語となります。

「ミレニアルズ」の関連語

ミレニアルズの他にも、世代を表す言葉はたくさんあります。

そこで、この見出しでは、日本とアメリカで使われている名称をそれぞれ紹介します。

日本の世代名称

日本では、世代ごとに以下のような名前がついています。

  • しらけ世代
    1950年~1964年生まれ
    学生運動がおさまったあと生まれた、政治に関心のない世代
  • バブル世代
    1965年~1970年生まれ
    バブル経済の頃に就職した世代
  • 就職氷河期世代
    1970年~1982年生まれ
    バブル崩壊後に就職活動をした世代
  • プレッシャー世代
    1983年~1987年生まれ
    経済悪化や地下鉄サリン事件など、衝撃的な出来事の影響を受けた世代
  • ゆとり世代
    1987年~1996年生まれ
    ゆとり教育を受けた世代
  • さとり世代
    1987年~2000年前半生まれ
    ゆとり世代+ゆとり教育終了後の欲をもたない世代

しかし、上記の年代分けの区分は、人によって考え方が違う場合もあります。

また、1980年代以降の区分としては、以下のような方法もあります。

  • Y世代
    1980年代から2000年代までに生まれた世代
  • Z世代
    1996年代以降に生まれた世代

アメリカの世代名称

アメリカでは、世代ごとに以下のような名前がついています。

  • グレーテスト・ジェネレーション
    1901〜1926年生まれ
    大恐慌や第二次世界大戦を経験した世代
  • サイレント・ジェネレーション
    1927~1945年生まれ
    第二次大戦後に社会人になり、裕福な時代を生きた世代
  • ベビーブーマー
    1946〜1964年生まれ
    第二次世界大戦後のベビーブームのなかで生まれた世代
  • ジェネレーションX
    1965~1980年生まれ
    共働きの親に育てられた人が多い世代
  • ミレニアルズ
    1981~2000年生まれ
    ベビーブーマーの子ども世代。ジェネレーションYともいう
  • ジェネレーションZ
    2001年以降生まれ
    アメリカ国内で白人以外の人種が過半数以上の世代

「X世代」「Y世代」「Z世代」の違いとは?区切れ目はいつ?

「ミレニアルズ」のまとめ

以上、この記事では「ミレニアルズ」について解説しました。

英語表記ミレニアルズ(millennials)
意味1980年代~2000年代初めに生まれた世代
語源英語の “millennials”
特徴デジタルに強い
共有に積極的
出世にこだわらない など
類義語ジェネレーションY
Y世代
ゆとり世代 など
関連語しらけ世代
バブル世代
就活氷河期世代 など

ミレニアルズはマーケティングでも注目されている世代であるため、ビジネスシーンでも登場しやすいといえます。

生活や仕事のなかで、ミレニアルズという言葉を正しく使いこなしましょう。