ことわざ「身から出た錆」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「身から出た錆(さび)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「身から出た錆」の意味をスッキリ理解!

身から出た錆(さび):自分の過ちや悪行のせいで、自分が苦しむこと

「身から出た錆」の意味を詳しく

「身から出た錆」とは、自分の過ちや悪行が原因となって、自分が困った状況になることです。

特に、自分が過去に犯してしまった過ちが、結果的に自分の不幸な出来事へと繋がることを表します。一般的には、自分が良かれと思ってした行動が原因となる場合には、使用しません。

使用される頻度は低いですが、「身が出した錆」とも言います。

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「身から出た錆」の使い方

  1. A子は、レポートを書くのを面倒くさがり、提出しなかった。単位がもらえなかったと嘆いても、身から出た錆だ。
  2. 運動をせずに、お菓子ばかりを食べていたら、太ってしまった。このままでは着たいドレスが着られないかもしれない。身から出た錆であり、強く後悔している。
  3. 人にいじわるばかりをしていた人が、大変な状況になり助けを求めていた。しかし、誰も手を差し伸べる人はいなかった。今までたくさん悪いことをしてきたのだから、身から出た錆だ。

①の例文では、レポートを面倒くさがってやらなかったことで、最終的に自分が苦しい状況になっています。

②の例文では、怠惰な生活をしていたために、自分が困った状況になっています。

③の例文では、自分が悪事をしてきたことで、自分が困っても誰も助けてくれないという状況になっています。

「身から出た錆」の由来

「身から出た錆」は、刀の手入れをしなかったために、自分が命を落としてしまうことが由来です。「身から出た錆」の身とは、刀でいうと、刀身(とうしん)を指します。刀身とは、鞘(さや)に収まっている部分のことです。

刀の手入れを怠り、刀身が錆びてしまうと、いざという時に使いものになりません。刀身の錆は刀の表面だけでなく、内側も腐らせるので、刀自体が台無しになってしまいます。

そして、相手に攻撃されて、自分の命(身)を落とすことになります。刀の身と自分の身をかけた言葉です。

「身から出た錆」は、江戸が発祥の「いろはかるた」の中に出てきます。「いろはかるた」が作られた場所は、江戸・京都・大阪で、それぞれ内容が異なります。

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「身から出た錆」の類義語

「身から出た錆」には以下のような類義語があります。

  • 悪事身にとまる:悪いことをしたら、自分に返ってくる
  • 仇(あだ)も情けも我が身より出る:相手が自分をどう思っているかは、全て自分が相手をどう思っているかを反映したものである
  • 刃から出た錆は研ぐに砥石(といし)がない:自分の犯した間違いによる不利益は、仕方がないこと
  • 平家を滅ぼすは平家:自分の身を滅ぼすのは、自分である
  • 爾(なんじ)に出ずるものは爾に返る:善悪に関わらず、自分の行いは自分に返ってくること

「身から出た錆」の英語訳

「身から出た錆」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Self do self have
    (自分の行いは自分に返ってくる)
  • All ill life an ill end
    (悪い生き方をすれば悪い死に方をする)
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まとめ

以上、この記事では「身から出た錆」について解説しました。

読み方 身から出た錆(さび)
意味 自分の過ちや悪行のせいで、自分が苦しむこと
由来 刀の手入れを怠ったことで、自分自身が命を落とすことから
類義語 悪事みにとまる、仇も情けも我が身より出る、刃から出た錆は研ぐに砥石がないなど
英語訳 Self do self have(自分の行いは自分に返ってくる)

後々、自分が困らないためにも、普段から真面目に生きていくことが大切ですね。

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