ネット用語「メタ発言」の意味と使い方をわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「メタ発言(めたはつげん)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳についてわかりやすく解説します。

「メタ発言」の意味をスッキリ理解!

メタ発言(めたはつげん):アニメや漫画などのキャラクターが、作品の世界観から逸脱した発言をすること

「メタ発言」の意味を詳しく

「メタ発言」とは、アニメや漫画などのキャラクターが、作品の世界観から離れ、読者や作者目線の発言をすることです。

「メタ」とは、もともとギリシャ語の接頭辞で、「高次な」などといった意味があります。

「メタ発言」において「メタ」は「メタフィクション」の略であり、「フィクションを超えた発言」という意味になります。つまり、「創作の世界」を超え、現実世界から見た感想やツッコミなど、登場人物が自分の役割を理解した発言をした場合、それは「メタ発言」になります。

 

「メタフィクション」から、「メタい」などという言葉も生まれました。「メタい」とは、「メタフィクションじみている」という意味です。

「メタ発言」は発言に対する言葉ですが、「メタい」は発言に関わらず、「フィクションを超えたなにか」が現れた場合に使う言葉です。

「メタ発言」の例としては、以下のようなものがあります。


[出典:「銀魂」空知英秋 https://shonenjumpplus.com/episode/10833519556325021805]

ここでの「一ページしかもってない」「漫画家にとって一ページはスゲー長い」という発言が「メタ発言」にあたります。

フィクションの世界では、本来は漫画のページの中であるということや、作品を描いている人がいるということがわからないはずです。しかし、ここであえてその原則を破ることで、作品のおもしろさを生んでいます。

「メタ発言」の使い方

  1. その作品の主人公は、「この本を読んでいるみんなはこう思っている」とメタ発言をした。
  2. 登場人物に作者の名前を喋らせるなんて、あからさまなメタ発言だ。
  3. メタ発言を多用する作品は好きじゃない。

「メタ発言」は、メタ発言に出会ったとき以外にあまり話題に登らない言葉ですが、「メタ発言」そのままの形や「メタ発言をする」という形で使われます。

①と②の例文では、主人公・登場人物の発言について「メタ発言だ」と判断しています。この例のように、読者や作者という意識が、登場人物の中にある時点で「メタフィクション」となります。

「これはギャグ漫画でしょ?」「画面の前のみんなも実践してみよう」など、作品そのもののあり方や、本やテレビなどの媒体を通している、という前提の発言も「メタフィクション」となります。

③の例文では、「メタ発言」に対する個人の好みが語られています。「メタ発言」は賛否両論ある表現技法ですが、最近は「メタ発言」と「メタ発言をしない世界」をうまく切り替えて表現する作品もあります。

「メタ発言」の英語訳

メタ発言を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • metafictional remark
    (メタフィクション的な意見)

「メタ発言」のような簡潔な一語の表現はできませんが、もともとの意味metafictionの形容詞形であるmetafictionalと「発言」に近い言葉のremarkを使うと、近いニュアンスの表現になるでしょう。

まとめ

以上、この記事では「メタ発言」について解説しました。

読み方メタ発言(めたはつげん)
意味アニメや漫画などのキャラクターが、作品の世界観から逸脱した発言をすること
英語訳metafictional remark(メタフィクション的な意見)

「メタ発言」は、作品にスパイスを加える表現技法のひとつとして、最近ではかなりメジャーになってきています。「メタ発言」を楽しみ、作品のよさを味わっていきましょう。