「医学部」と「薬学部」は、どちらも医療に関わる分野です。
私たちは体調が悪くなると病院へ行くので、「医学」も「薬学」も、身近な存在であるはずです。
しかし、どちらも高校までに触れることがない分野なので、想像がつきにくいですよね。
この記事では、医学を学ぶ「医学部」と、薬学を学ぶ「薬学部」についてご紹介します。
結論:違いは、学ぶ分野
「薬学部」では、症状の改善法の一つである、薬について学びます。
「医学部」をもっと詳しく
「医学部」では、人の体の構造を理解し、あらゆる病気や、症状の予防・改善の方法を学びます。
国家資格である医師免許の取得を希望する学生がほとんどです。
「医学部」は、6年間で完結するカリキュラムです。
日本には、約80の医学部があります。そのうち、ほとんどの医学部が同じ教育課程です。テストは、短期間での集中講義が終わるたびにあるので、他の学部のように1年に2度ではなく、頻繁にあることも特徴の一つです。
しかし、医者として仕事ができるようになるのは、早くても大学卒業後3年目です。
それは、大学卒業時になれるのは、医者ではなく、研修医と呼ばれる段階だからです。研修医は一律2年間と決められており、そのあと、それぞれの専門について勉強しながら医者をしていくことになります。
「薬学部」をもっと詳しく
「薬学部」では、症状の改善法の一つである薬について学びます。基本的には、6年間で完結するカリキュラムです。
「薬学部」の学生は、国家資格である、薬剤師の資格取得を希望する学生がほとんどです。
将来は、医療分野で活躍する医薬品開発や、薬局で薬剤師をする学生もいますが、化粧品メーカーや食品メーカーなどで研究開発職に就く学生もいます。その場合、例外として、開発職につくことに特化した「薬学部」があり、その「薬学部」は4年制です。
つまり、「薬学」は、医療だけでなく、様々な分野で活かすことができる学問と言えます。
ちなみに、「薬学部」の数も、全国に約80校です。テストは1年に2度、他の学部と同じようなスケジュールで行われます。
まとめ
以上、この記事では、「医学部」と「薬学部」の違いについて解説しました。
- 医学部:人の体の構造を理解し、あらゆる病気や、症状の予防・改善の方法を学ぶ
- 薬学部:症状の改善法の一つである薬について学ぶ