「真綿で首を絞める」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「真綿(まわた)で首を絞(し)める」です。

言葉の意味、使い方、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「真綿で首を絞める」をざっくり言うと……

読み方真綿(まわた)で首を絞(し)める
意味時間をかけてじわじわと遠まわしに責めたり、痛めつけたりすることのたとえ
類義語粘綿で首を絞める、真綿で喉を締める、綿にて首をしむるが如しなど
英語訳To be hanged on a fair gallows.(美しい絞首台で縛り首にされる。)

「真綿で首を絞める」の意味をスッキリ理解!

真綿(まわた)で首を絞(し)める:時間をかけてじわじわと遠まわしに責めたり、痛めつけたりすることのたとえ

「真綿で首を絞める」の意味を詳しく

「真綿で首を絞める」は、時間をかけてじわじわと遠まわしに責めたり、痛めつけたりすることをたとえたことわざです。ちなみに、「綿(めん)で首を絞める」という表現は間違いです。

 

このことわざは、「真綿」の高い耐久性を踏まえてつくられています。

真綿は、絹の一種で、蚕(かいこ)の繭(まゆ)を煮て引き伸ばして作った綿です。綿花から取れる「綿」ではありません。

真綿は、軽くて光沢があり、とても柔らかいです。しかし、引っ張ってみるとちぎれないほど強いという特徴があります。仮に、綿だと、引っ張った場合は簡単にちぎれてしまいます。

 

真綿で首を閉めるには、時間がかかり、ゆっくりと首に食い込んで行きます。

このことから、長い時間をかけてじわじわ責めることを「真綿」で表現しているのです。

「真綿で首を絞める」の使い方

  1. 真綿で首を絞めるように死にたくはないから延命治療は望まない。
  2. 真綿で首を絞めるようにじわじわと苦しさが増えていった。

「真綿で首を絞める」の類義語

「真綿で首を絞める」には以下のような類義語があります。

  • 粘(ねば)綿で首を絞める:時間をかけてじわじわと痛めつけることのたとえ
  • 真綿で喉を締める:遠回しに責めたり、痛めつけることのたとえ
  • 綿にて首をしむるが如し:時間をかけてじわじわと遠回しに責めたり、痛めつけることのたとえ

「真綿で首を絞める」の英語訳

「真綿で首を絞める」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • To be hanged on a fair gallows.
    (美しい絞首台で縛り首にされる。)

まとめ

以上、この記事では「真綿で首を絞める」について解説しました。

読み方真綿(まわた)で首を絞(し)める
意味時間をかけてじわじわと遠まわしに責めたり、痛めつけたりすることのたとえ
類義語粘綿で首を絞める、真綿で喉を締める、綿にて首をしむるが如しなど
英語訳To be hanged on a fair gallows.(美しい絞首台で縛り首にされる。)

刑事ドラマや、サスペンスドラマでは、犯人が警察によって、真綿で首を絞められている様子が描かれます。