「マター」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マター」です。

「マター」の意味・使い方・語源・類義語・注意点についてわかりやすく解説します。

「マター」とは?

マター(matter):(仕事の)責任者、物質・問題

「マター」の意味を詳しく

「マター」は英語の “matter” から来ており、大きく分けて以下の2つの意味があります。

「マター」の意味
  1. (仕事の)責任者
  2. 物質・問題

「マター」はカタカナ語ではビジネス用語で「責任者」という意味で用いられることが多いです。

多くの場合、「この仕事は佐藤マターですよね?」といったように、仕事の責任の所在を明らかにするときに使われます。

科学の分野では「物質」などの意味で用いられることもあります。

「マター」の使い方

  1. このプロジェクトは私の部下の鈴木マターなので、詳しくは彼に聞いてください。
  2. 営業部マターの案件は、5階の総合窓口までつなぐことになっている。
  3. 宇宙には、数え切れないぐらいのダークマターが存在する。

「マター」はビジネスの場面では「〇〇(人名、役職、部署)マター」という形で使われます。

❶の例文のように、「鈴木(人名)マター」という場合には、その仕事は鈴木さんが担当している仕事であることを表しています。

そして、「営業部(部署)マター」という場合には、件の仕事が営業部の管轄であることを表しています。

このように、マターはビジネスの場で最も飛び交うことが多い言葉です。

科学の分野では「ダークマター(暗黒物質)」のように「物質」という意味で使われることもあります。

 

まとめると、ビジネスの場では「(仕事の)責任者」。

それ以外の場面では、「問題・物質」という意味で使われているということですね。

「マター」の語源

カタカナ語の「マター」の語源は英語の “matter” です。

英語の “matter” には以下のような意味があります。

“matter” の意味
  1. 問題
  2. 物事
  3. 物質
  4. 内容
  5. 重要なこと

英語の “matter” は「(仕事の)責任者」という意味で訳されることがないので注意が必要です。

英語で「(仕事の)責任者」と言いたい時には “responsible” という単語を用います。

ちなみに、英語の “matter” の語源はラテン語で木の幹を意味する “materia” です。

この “materia” がやがて「素材」「物体」といった意味を持つようになり、現在の「問題」「物質」という意味にまで派生したと考えられています。

「マター」の類義語・言い換え表現

「マター」の類義語・言い換え表現には以下のようなものがあります。

  • 担当(たんとう)
  • 責任者(せきにんしゃ)
  • 管轄(かんかつ)
  • 案件(あんけん)

「マター」の注意点

ビジネスの場で「マター」という言葉を使う際には、いくつか注意する点があります。

  1. 「マター」は、日本でしか通用しない
  2. 「マター」を使いすぎると印象が良くない
  3. 「マター」は、社外の人や目上の人に使ってはいけない

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

注意点①:「マター」は、日本でしか通用しない

カタカナ語の「マター」は日本でしか通用しないので注意が必要です。

なぜなら、カタカナ語の「マター」は英語のmatterとは意味が異なるからです。

注意点②:「マター」を使いすぎると印象が良くない

「マター」を使いすぎると印象が良くないので注意が必要です。

「マター」は俗にいう「意識高い系ワード」のひとつです。

たしかに、マターのような「意識高い系ワード」を使うと優越感を感じるかもしれません。

しかし、このような「意識高い系ワード」を理解できる人は少ないので、周りの人から「調子にのってる」などと嫌な印象を持たれる可能性があるのです。

注意点③:「マター」は、社外の人や目上の人に使ってはいけない

「マター」は社外の人や目上の人に使ってはいけません。

「マター」は「佐藤マター」のように、人を呼び捨てにして後ろに「マター」をつけて使うからです。

当たり前ですが、社外の人や目上の人を呼び捨てにするのは失礼にあたります。

 

また、「マター」は最近の若者は理解できても、年配の社員の人の中には理解できない人も多いことでしょう。

また、ある会社で「マター」という言葉が頻繁に使われているからといって、他の会社でもそうとは限りません。

「マター」という言葉が伝わらない場合も多いので注意が必要です。

まとめ

以上、この記事では「マター(matter)」について解説しました。

英語表記マター(matter)
意味(仕事の)範囲や責任の所在、物質・問題
語源ラテン語で木の幹を意味する “materia”
類義語・言い換え表現担当、責任者、管轄、案件
注意点①「マター」は、日本でしか通用しない
②「マター」を使いすぎると印象が良くない
③「マター」は、社外の人や目上の人に使ってはいけない

大学生になると、マターのような「意識高い系ワード」をついつい使ってしまいがちです。

自分では「難しい言葉を知っている自分ってすごい!」と思っていても、側から見ると「めんどくさい」と思われているかもしれません。

今後、マターのような「意識高い系ワード」は、状況をしっかりと見極めた上で使っていきましょう。