「マンション」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マンション」です。

「マンション」の意味・使い方・語源・名前に使われるカタカナ語についてわかりやすく解説します。

☆「マンション」をざっくり言うと……

英語表記マンション(mansion)
意味堅固な造りをもつ、3階建て以上の集合住宅
語源英語で「豪邸」を意味する “mansion” から
マンション名の
カタカナ語
高級感を出すために、カタカナ語の名前がつけられることが多い

「マンション」とは?

マンション(mansion):鉄筋コンクリート造などの堅固な構造をもつ集合住宅

「マンション」の意味を詳しく

「マンション」とは、集合住宅の呼び方の一つです。

日本の不動産業者では、以下のような特徴をもつ集合住宅を「マンション」と呼んでいます。

  • 鉄筋コンクリート造、重量鉄骨造など、堅固な構造をもっている
  • 3階建て以上である
この2つの条件を満たさないものは、「アパート」と呼ばれます。木造や軽量鉄骨造の集合住宅や、鉄筋コンクリート造でも2階建ての集合住宅は、「アパート」と呼ばれることが多いです。

ただし、これはあくまでも目安です。マンションとアパートを区別する法律はありません。不動産業者の中でのいわば「業界ルール」でマンションとアパートを呼び分けているだけなので、会社によって細かい部分の区別は異なります。

 

マンションのほうが、一般的に丈夫で防音性も高く、プライバシーがよく守られているというイメージを持つでしょう。マンションはアパートに比べて、同じ広さの部屋でも家賃が少し高くなります。

「マンション」の使い方

  1. 大学入学を機に上京した彼は、寮生活が嫌になってマンションに引っ越した。
  2. バブル時代はマンションの価格が高騰して「億ション」と冗談で言ったものだ。
  3. 都心に近い再開発地では、タワー型高級マンションの建設ラッシュが起こっている。

上の例文のように、「マンション」は名詞として使われます。マンションはすっかり日本語の一部となってしまっているので、特に気にすることなく使っても大丈夫です。

「マンション」の語源

「マンション」の語源は、英語の “mansion” です。この言葉は、元々「豪邸」を意味します。

英語の “mansion” には、集合住宅という意味は一切ありません

 

こんな笑い話があります。

アメリカ人の子どもと日本人の子どもが話していて、自分の住む家の話題になりました。アメリカ人の子どもは、「僕は庭がある家に住んでいるんだ!」と言いました。

日本人の子どもは、 “I live in a mansion(僕はマンションに住んでいるよ)” と言いました。

これを聞いたアメリカ人の子どもは、「この子の家はどんなにお金持ちなんだろう」とびっくりします。一方日本人の子どもは、「僕の家がお金持ちだったら、庭付きの一軒家に住めるのになあ」と思います。

 

ここでは、“mansion” の意味の取り違えが会話の食い違いの原因になりました。

では、「僕はマンションに住んでいるよ」と英語で言いたいときには、どうすればいいのでしょうか。

答えは、“I live in an apartment house.(僕はアパートに住んでいるよ)” です。英語では、アパートもマンションも関係なく、集合住宅は “apartment house” と呼びます。フランス語でも、 “appartement(アパルトマン)” と言えば集合住宅を意味します。

“apartment” は、「分けられた」という意味がもとになっている単語です。集合住宅では、一つの建物がいくつもの家に分けられているので、「アパート」はぴったりな表現ですよね。

 

では、なぜ「マンション」が、日本で「豪邸」から「集合住宅」の意味に変わってしまったのでしょうか。

理由は、マンション(と呼ばれるタイプの集合住宅)が高級なイメージを追い求めて売られたからではないでしょうか。大げさな表現が話題の「マンションポエム」は、まさに高級志向のマンションを象徴した現象でしょう。

マンションポエムとは、「安らぎの杜(もり)に住まう」とか「静謐(せいひつ)の丘に家族の時間(とき)を刻む」といったマンション広告特有の表現を指す言葉です。

こうした広告が作られる前から、マンションは高級なものというイメージ作りが行われてきたことには変わりありません。

マンションの名前によく使われるカタカナ語

マンションの名前として、「〇〇マンション」はあまり聞かないのではないのでしょうか。「コート」「ハイツ」「メゾン」などの、普段耳にしないようなカタカナ語がマンション名によく使われています。これらの意味を、表で整理してみました。

名前綴り言語意味
カーサcasaスペイン語・イタリア語
コートcourt英語庭に囲まれた邸宅
ハイツheights英語丘の上にある家
ハイムheimドイツ語
メゾンmaisonフランス語
ヴィラvillaイタリア語・英語豪華な家

意外と「家」というシンプルな意味の言葉が多いですね。

しかし、「メゾン・〇〇」と「〇〇荘」では、イメージするものが違ってきます。マンションの名前は、カタカナ語の高級感を出す力が実感できる一つの例でしょう。

まとめ

以上、この記事では「マンション」について解説しました。

英語表記マンション(mansion)
意味堅固な造りをもつ、3階建て以上の集合住宅
語源英語で「豪邸」を意味する “mansion” から
マンション名の
カタカナ語
高級感を出すために、カタカナ語の名前がつけられることが多い

日本では普通に使われている「マンション」という言葉も、英語ではまったく意味が違います。英語で家の話をするときは、食い違いが起こらないように気をつけてください。