「マニフェスト」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マニフェスト」です。

「マニフェスト」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。

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「マニフェスト」とは?

マニフェスト(manifesto):選挙の際に政党が発行する具体的な公約集

「マニフェスト」の意味を詳しく

「マニフェスト」とは、選挙の際に政党が発行する公約集のことです。

「公約」とは、政党が人々に対してあることを達成するという約束を指します。

従来の「公約」は、抽象的なスローガンや目標でした。一方でマニフェストは、「政策の期限、数値目標、財源、方法」など具体的なもので民衆を味方につけます。

この言葉は2003年の衆院選と統一地方選で有名になりました。前三重県知事の北川正恭(まさやす)が最初にマニフェストを提示しました。その後多くの地方の候補者や各政党が発表していきました。

その結果「マニフェスト」は、2003年の「新語・流行語大賞」の大賞に選定されました。

産業界における「マニフェスト」は、産業廃棄物の適正な処理を推進する目的で定められた制度を意味します。混同しないように注意しましょう。

政界や産業界から、ビジネスシーンや日常生活まで幅広く用いられている言葉です。

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「マニフェスト」の使い方

  1. あの政党のマニフェストはいつもスケールが大きい。
  2. 地方選挙における公約は「ローカルマニフェスト」と呼ばれる。
  3. 生徒会長が提案した相沢マニフェストは実現不可能だろう。

①は、国政選挙などにおける政党が発行する公約集に対する評価を意味しています。

②は、地方選挙の公約が国政選挙と異なる呼ばれ方をしていることを示しています。「地方の」を意味するローカルという語と組み合わせて使われています。

③では、マニフェストが選挙以外のたとえで使われています。マニフェストの前に人の名前などを付けて、公約を提案した人を特定することがあります。

「マニフェスト」の語源

マニフェストの語源はラテン語の “「手(manus)」と「打つ(fendere)」” です。2つの語が組み合わされた「手で打つ」という言葉が「はっきりと示す」という意味に変化していきました。

また英語で「manifesto」は、「宣言、宣誓書」を意味する言葉です。産業におけるマニフェストは英語では「manifest」と表されます。「積荷目録」を意味します。

政治の世界において最初に用いたのは、イギリスで保守党党首であった首相ロバート・ピール准男爵でした。1835年に民衆に対して「選挙公約」という言葉が使われました。

イギリスではその後もたびたびこの言葉が話題になりました。1997年には、労働党が「国営病院の入院待ち患者を10万人削減する」などの数値目標をマニフェストで掲げました。それによって与党に返り咲きました。

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「マニフェスト」の類義語

マニフェストには以下のような類義語があります。

  1. 檄文(げきぶん):自分の意見や主張のこと。
  2. 声明文:主張を公に発表するために書かれた文書のこと。

マニフェストの「意見、主張」という意味から上のような類義語が挙げられます。しかし、マニフェストは具体的な目標を指すため、ニュアンス上はすこしばかり異なります。

まとめ

以上、この記事では「マニフェスト」について解説しました。

英語表記 マニフェスト(manifesto)
意味 選挙の際に政党が発行する具体的な公約集
語源 ラテン語の “「手(manus)」と「打つ(fendere)」”
類義語 檄文、宣誓書など

この言葉は、私たちの生活にかかわる政治の場でよく使われる言葉の一つです。候補者や政党の主張の信頼性や明確性を理解する指標となっています。また、学校や企業などの組織における、意思決定の際にもこの言葉は使われます。皆さんもぜひ参考にしてみてください。

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