「リュクス」の意味とは?使い方から英語や類義語まで簡単に解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リュクス」です。

「リュクス」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「リュクス」をざっくり言うと……

英語表記リュクス(luxe)
意味値段ではなく、自分が本当に気に入ったものこそが真のぜいたくであるという概念
語源フランス語で「ぜいたく」「豪華」「豊穣」という意味の“luxe”
類義語ラグジュアリー、リッチ、デラックス、セレブ

「リュクス」とは?

リュクス(luxe):値段でなく、自分が本当に気に入ったものこそが真のぜいたくであるという概念

「リュクス」の意味を詳しく

「リュクス」とは、値段が高いものだけが贅沢なのではなく、素材や仕上がりに納得し、自分が本当に気に入ったものを手にすることこそが真のぜいたくであるという概念のことです。

リュクスは、「ラグジュアリー」や「リッチ」と同様の意味で使われることがあります。

しかし、厳密には、リュクスは「ラグジュアリー」や「リッチ」よりも「質」や「自分のこだわり」に重点を置いています

つまり、リュクスは「有名な・人気なブランド」「豪華な装飾」「高い価格」を指すものではありません。

 

これは、「ブランドのネームバリューや価格が高いことに価値を置くのではなく、自分のこだわりに一致し、納得のいく方法で作られた物をを手にすることこそが、真のぜいたくだ」という考え方のもとに成り立っています。

「リュクス」の使い方

  1. 以前はブランド嗜好であったが、これからはリュクスな物を買うようにしたい。
  2. リュクスなファッションこそ真似るべきだ。
  3. これは職人が手作業で作り上げたリュクスな逸品である。

上の例文のように、「リュクスな」は、「ファッション」「服」「物」「品」「雰囲気」などの言葉を装飾する言葉として使われます。また、ただ価格が高いものや豪華なものと対比するために使われることもあります。

「リュクス」の語源

リュクスの語源はフランス語の “luxe” です。

“luxe”には、以下の意味があります

  1. ぜいたく、ぜいたく品、必要な程度や身分を越えたぜいたく
  2. 豪華、大いにぜいたくで、派手なこと
  3. 豊穣、豊富、多量、過剰
語源には、「本当に自分が気に入ったものこそ真のぜいたくである」という概念は含まれていません。

したがって、この「リュクス」の概念は日本独自のものだということがわかります。

「リュクス」の類義語

リュクスには以下のような類義語があります。

  • ラグジュアリー:ぜいたく・豪華な様子、またはそのような物。
  • リッチ:裕福でぜいたくな様子。豊かで味わい深い様子。
  • デラックス:高級である様子。豪華な様子。
  • セレブ:有名人、または裕福な人。転じて、高級そうなこと。

「ぜいたく品」という意味では、リュクスと共通しています。

まとめ

以上、この記事では「リュクス」について解説しました。

英語表記リュクス(luxe)
意味値段ではなく、自分が本当に気に入ったものこそが真のぜいたくであるという概念
語源フランス語で「ぜいたく」「豪華」「豊穣」という意味の“luxe”
類義語ラグジュアリー、リッチ、デラックス、セレブ

以上から、「リュクス」はただ高価で豪華なものではなく、価格やネームバリュー以外の部分に価値を置いた概念だということがわかりました。

ファッション以外の物にも、その物の本質を見極めるよう努めることが重要ですね。