「ロックアウト」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ロックアウト」です。

「ロックアウト」の意味・使い方・類義語・ITにおけるロックアウトについてわかりやすく解説します。

「ロックアウト」の意味をスッキリ理解!

ロックアウト(lockout):労働争議の際、経営者が労働者に対抗するため、工場などを一時閉鎖すること

「ロックアウト」の意味を詳しく

「ロックアウト」とは、経営者が労働者の労働争議行為に対抗するため、工場などの施設を一時閉鎖することです。

労働争議とは、労働条件などに関して労働者と経営者との間で起こる争いのことです。また、争議行為とは、労働争議で行われる実際の活動のことを指し、代表的なものとしてストライキボイコットがあります。

ストライキやボイコットは労働者側によって行われる争議行為ですが、ロックアウトは経営者側によって行われる争議行為です。これは、労働者の手に運営権が渡ってしまうことを防ぐために行われます。

 

ロックアウトが発生すると向上などが閉鎖されるため、労働者は働けなくなってしまいます。また、ロックアウトが正当であると認められた場合には、経営者は労働者に対する賃金支払義務が免除されます。

一部の労働者が起こした争議行為に対して、経営者が全労働者に対してロックアウトを行った場合などは、争議行為を起こしている労働者に対しては賃金支払義務はありませんが、それ以外の従業員に対しての賃金支払義務は存在します。

そのため、ロックアウトを行うためには以下のような条件があります。

  1. 労働組合による争議行為が存在すること、または争議が終了していてもそれと同等の圧力が存在すること
  2. 経営者が著しい打撃を受けていること
  3. 経営者と労働者の勢力間に不均衡が存在しており、ロックアウトが不均衡を解消するための対抗手段となること

最高裁判所もロックアウトを行う権利に関しては認めていますが、正当性については非常に厳格な立場をもっています。そのため、ロックアウトが簡単に行われることはありません。

 

また、ロックアウト中に労働者が工場占拠などを行った場合には、経営者は労働者に対して立入禁止などの仮処分を行うことが出来ます。

「ロックアウト」の使い方

  1. A社は先月からロックアウトを実施している。
  2. 従業員のストライキに対抗するため、ロックアウトを行う必要がある。

上の例文のように、会社と従業員の争いについて話す際に、ロックアウトという言葉は用いられます。

「ロックアウト」の類義語

ロックアウトには以下のような類義語があります。

  • 工場閉鎖:工場を閉鎖すること
  • 作業所閉鎖:作業所を閉鎖すること

ITにおける「ロックアウト」

ITにおけるロックアウトは、別名アカウントロックとも呼ばれています。これは、一時的もしくは永続的にアカウントを凍結し、ユーザーがサービスにログインできない状態にすることです。

これは、迷惑行為の防止や、第三者がアカウントを不正利用することを防ぐ目的で行われます。

ロックアウトを解決するためには、システム管理者による操作や一定時間の経過が必要なことが多いです。

まとめ

以上、この記事では「ロックアウト」について解説しました。

英語表記ロックアウト(lockout)
意味労働争議の際、経営者が労働者に対抗するため、工場などを一時閉鎖すること
類義語工場閉鎖・作業所閉鎖など
ITにおける「ロックアウト」一時的もしくは永続的にアカウントを凍結し、ユーザーがサービスにログインできない状態にすること

このように、ロックアウトとは労働争議に対抗する経営者側の動きのことを指します。日常であまり使う言葉ではありませんが、これを機に意味を正確に覚え、使いこなせるようにしましょう。