「液晶テレビ 」と「プラズマテレビ」の4つの違いとは?見分け方を解説

違いのギモン

ご家庭のテレビは「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」のどちらでしょうか。意外と考えた事がない方もいるかと思います。

この記事では「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」の違いを 4 つに分けて解説し、最後にポイントをご紹介します。

☆「液晶テレビ」「プラズマテレビ」の違いをざっくり言うと……

液晶テレビプラズマテレビ
黒の再現性低い高い
消費電力少ない多い
寿命約 24 年約 8 年
おすすめサイズ40 インチ以下40 インチ以上

【1】色の違い

「液晶テレビ」の色

「液晶テレビ」は、常時発光しているバックライトの光を液晶パネルの開閉によって調整することで色を作る構造になっています。

近年改善されてきてはいるものの、基本的に「液晶テレビ」は黒の表現がしにくい上、黒つぶれ・白飛び恐れがあるデメリットを持っています。暗い場面で光漏れによる白浮きが起こりやすくなります。

「プラズマテレビ」の色

「プラズマテレビ」は画素のひとつひとつが「プラズマ発光」によって光る構造です。映像に応じて必要な時に「赤」「緑」「青」の三原色を発光し、色を合成します。

画素を消灯する事で黒の再現性が高くなっています。また、全体的な色再現性も高い特徴があります。

【2】消費電力の違い

「液晶テレビ」の消費電力

「液晶テレビ」は省エネ性が高く、電気代も良心的です。発熱があまりなく、無駄なくエネルギーを使っているテレビとして知られています。

「プラズマテレビ」の消費電力

最近では、省エネモデルも出てきていますが、未だ「消費電力」が大きいのが特徴です。ブラウン管テレビとほぼ同じで、「液晶テレビ」の 1.5 倍もの消費電力があります。エネルギー消費により発熱するため、テレビ内の冷却ファンの音がすることもあります。

【3】寿命の違い

「液晶テレビ 」の寿命

「液晶テレビ」は 1 日 7 時間視聴した時に約 24 年持ちます。「バックライト」と呼ばれる部分を交換することで、さらに寿命を伸ばす事ができます。

ちなみに「バックライト」とは、「光源」の事です。「液晶テレビ」で使われている「液晶」はそのものは光を発する事ができないので、この「光源」により、光を出しています。

「プラズマテレビ」

「プラズマテレビ」は 1 日 7 時間視聴した時に約 8 年持ちます。「バックライト」の寿命が約 60,000 時間で、交換ができません。

そのため、画面が暗くなると本体を買い換える必要があります。

【4】おすすめ使用用途

「液晶テレビ 」のおすすめ使用用途

一人暮らし用のテレビや仕事部屋・寝室などに置く、セカンドテレビなどに使用される場合が多いです。「液晶テレビ」には「小型化しやすい」という特徴があり、 20 インチ程度の小型のものも多く発売されています。この特徴を生かし、大きくても 40 インチ程度のものがおすすめです。

「プラズマテレビ」のおすすめ使用用途

色再現性が高い点や早い動きに強い点から、映画やスポーツ観戦をブルーレイで視聴する時におすすめです。 40 インチ以上のメインテレビとして広く使われています。

商品購入時の比較ポイント

「液晶テレビ 」の商品購入時に選ぶポイント

上記の理由から、「液晶テレビ」は応答速度、画質、解像度に着目して比較することをおすすめします。

「プラズマテレビ」の商品購入時に選ぶポイント

上記の理由から、「プラズマテレビ」はコントラストや階調性の画質、消費電力 、映り込みが「プラズマテレビ」選びに必要なポイントと言えます。

反射して映り込むことが無いよう、周囲の環境も考慮する事が大切です。

まとめ

以上、この記事では、「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」の4つの違いについて解説しました。

液晶テレビプラズマテレビ
黒の再現性低い高い
消費電力少ない多い
寿命約 24 年約 8 年
おすすめサイズ40 インチ以下40 インチ以上

これからテレビ選びをされる方や、既にテレビを使っている方、使い方を見つめ直すきっかけにしてみてください。