「昼光色」と「昼白色」と「電球色」の違いとは?色温度まで解説

違いのギモン

みなさんは、電球の色に種類があることを知っていますか?電気屋さんに行くと、かなり色合いが違うものが多く並んでいると思います。

しかし、それらの違いをあまり知らない方も多くいると思います。

そこで今回は、電球の色の種類である「昼光色」「昼白色」「電球色」について、それぞれの特徴と違いを解説していきます。

結論:色温度の差

「昼光色」「昼白色」「電球色」の差は、色温度にあります。

  • 「昼光色」は色温度が、約 6500 Kです。青みの強い色になります。
  • 「昼白色」は色温度が、約 5000 Kです。自然光に近い、白い色です。
  • 「電球色」は色温度が、約 3000 Kです。オレンジがかった色になります。

色温度については下で説明していきます。

色温度って何?

色温度とは、ある光源から出ている光の色を、数値で表現する尺度です。単位には、温度の単位と同じ、「K (ケルビン)」を使います。

温度が低いほど暗いオレンジ色で、温度が高くなるにつれて、白や青になっていきます。

例えば、太陽は時間帯によって色温度が変わります。

  • 朝日・夕日:2000 K
  • 日中:5000 ~ 6000 K
  • 正午(晴天時):6500 K

朝日や夕日は色温度が低いことがわかります。確かに、他の時間帯に比べると太陽の色はかなり赤いですよね。

色温度は、テレビやパソコンのディスプレイなどの色の表現を正確にする際などに役立っています。

「昼光色」とは

昼光色とは、色温度が約 6500 Kの色です。青みがあり、さわやかですっきりした雰囲気を出すことができます。

青みのある昼光色は、集中力を高める効果を持っています。したがって、細かな作業や勉強を行う場面に向いています。学校や勉強部屋、オフィスなどです。反対に、脳が緊張してしまうため、寝室などのリラックスするための部屋には向いていません

製品としては、「クール色」「フレッシュ色」といった名前で売られています。

「昼白色」とは


昼白色とは、色温度が約 5000 Kの色です。太陽光と色温度の値が近いため、色合いも似ています。自然な雰囲気の色です。

昼白色は、太陽光と近いため、化粧など、色を確かめるような場面に適しています。洗面所など、鏡のある部屋がいいでしょう。

「ナチュラル色」「マイルド色」と呼ばれる製品は、この昼白色のものです。

「電球色」とは

電球色とは、色温度が約 3000 Kの色です。昼光色や昼白色と比べ、かなり低い値ですね。色合いもかなりオレンジが強く、あたたかみのある雰囲気を持っています。

電球色にはリラックス効果があるため、寝室に最も適しています。また、オレンジ色の光は料理をおいしそうに見せる効果もあるため、食卓にもおすすめです。

「ウォーム色」「リラックス色」という名前で売られています。

まとめ

以上、この記事では「昼光色」「昼白色」「電球色」の違いについて解説しました。

  • 昼光色:青みの強い光。集中しやすくなる
  • 昼白色:自然光に近い光。色を確かめるときに向いている
  • 電球色:オレンジ色の光。リラックス効果や食べ物をおいしく見せる効果がある

光の色によって部屋の雰囲気は大きく変わります。さらに効果もあるので、場面に応じて電球を選べるようにしたいですね。