今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リーサル」です。
「リーサル」の意味・使い方・由来・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「リーサル」をざっくり言うと……
英語表記 | リーサル(lethal) |
---|---|
意味 | ①致命的な、致死的な②決定的な |
由来 | “leth” と “al” を組み合わせたもの |
類義語 | デッドリー、モータルなど |
「リーサル」の意味をスッキリ理解!
「リーサル」の意味を詳しく
「リーサル」とは、以下の2つの意味をもつ言葉です。
- 致命的な、致死的な
- 決定的な
意味①:「致命的な、致死的な」
リーサルの一つ目の意味は「致死的な、致命的な」です。これは一般的に悪いニュアンスをもつ言葉として使われます。
使われる場面としては戦争や戦闘など、人と人が争う場面が挙げられます。またナイフや機関銃など、戦闘や戦争において使用される殺傷能力の高い武器を指して「リーサルウェポン」と呼びます。
また上記のリーサルウェポン以外にも、英語においては様々な慣用句的表現があることも特徴です。以下ではその例の一部を紹介します。
- “a lethal dose” :薬を服用する際の致死量
- “lethal ash” :死の灰
意味②:「決定的な」
リーサルの二つ目の意味は「決定的な」です。これは良いニュアンスで使われることが多いです。
この意味で使われる場面としては、スポーツが挙げられます。サッカーや野球において得点が欲しい場面で得点を決め、勝利をより決定的にすることに対して使われます。
また、近年ではスマホのカードゲームでも、プレイングを間違えなければ勝利が決定的である場面、いわゆる「詰み」の状態になっていることを指してリーサルと呼びます。
上記のように、「勝利が決定的になった様子」を指してこの意味での「リーサル」は用いられます。
「リーサル」の使い方
- マシンガンはリーサルウェポンの一種だ。
- そのシュートはまさにリーサルシュートと呼んでいいほどに勝利を決定づけた。
上の例文のように、「リーサル」は致死的な状態を表す際、または勝利が決定づけられた際などに用いられます。
「リーサル」の由来
リーサルは “leth” と “al” を組み合わせた言葉です。それぞれの言葉の意味は以下の通りです。
- leth:死
- al:「~という性質がある」ことを示す形容詞語尾
「リーサル」の類義語
リーサルには以下のような類義語があります。
- デッドリー:致命的な、致死の
- モータル:死ぬべき運命の
- フェイタル:致命的な、運命の
「リーサル」と「デッドリー」の違い
デッドリーは英語で “deadly” と表記され、英語がカタカナ語となった言葉です。
「リーサル」と「デッドリー」の違いは以下の通りです。
- リーサル:死を目的として作られたものに対して使われる
- デッドリー:目的が死ではないものの、死に至る可能性があったものに対して使われる
「リーサル」と「モータル」の違い
モータルは英語で “mortal” と表記され、英語がカタカナ語となった言葉です。
「リーサル」と「モータル」の違いは以下の通りです。
- リーサル:相手を殺すためのものに対して使われる
- モータル:「もう長くは生きられない」という状態を指す
「リーサル」と「フェイタル」の違い
フェイタルは英語で “fatal” と表記され、英語がカタカナ語となった言葉です。
「リーサル」と「フェイタル」の違いは以下の通りです。
- リーサル:相手を殺すものに対して使われる
- フェイタル:死に至る確率が高い、発生したことに対して主に使われる
まとめ
以上、この記事では「リーサル」について解説しました。
英語表記 | リーサル(lethal) |
---|---|
意味 | ①致命的な、致死的な②決定的な |
由来 | “leth” と “al” を組み合わせたもの |
類義語 | デッドリー、モータルなど |
このように、リーサルには様々な使い方があります。スマホゲームなどで耳にする機会が増えてきた言葉でもあるため、これを機に意味や使い方をしっかりと覚えておきましょう。