ここに違いが!「講話」「講義」「講演」の違い

違いのギモン

人に向けて話をすることを指す言葉は、日本語にいくつか存在します。その中でも「講話」「講義」「講演」は、同じ漢字が使われていることもあり、使い分けが難しいと感じる人も多いでしょう。

今回は、「講話」「講義」「講演」の違いについて解説します。

結論:分かりやすさや話す対象の人数が違う!

「講話」は、この中で唯一、相手に分かりやすく説明するという意味を含む言葉です。

また、講義と講演は両方とも、分かりやすく説明するという意味を含みませんが、話す対象に違いがあります。「講義」は相手が1人の場合にも成り立ちます。しかし、「講演」は相手が大勢でないと成り立ちません。

「講話」をもっと詳しく


講話の意味は、多くの人に分かりやすく物事を説明するというものです。今回紹介する3つの言葉の中で、唯一「分かりやすく説明する」という意味を含んでいることが特徴です。

また、話す対象が大勢である場合にのみ、講話という言葉を使うことができます。

 

さらに、ただ話すのではなく、「説明する」というニュアンスを含むのが講話の特徴の1つです。そのため、講話の中で話されるテーマは絞られてはないものの、堅いテーマが選ばれることが多くなっています。

また、宗教など精神的な内容について話すときも、よく「講話」という表現が用いられます。

「講話」の使い方の例

  1. 憲法について講話する。
  2. 医療についての講話を聞く。
講話は、話す内容を分かりやすく聞き手に伝えるという意味を文脈にもたせたいときに使われます。

「講義」をもっと詳しく


講義の意味は、人に学説などの意味や内容を説明するというものです。この言葉には、「分かりやすく説明する」という意味は含まれていません。

また、話す対象が1人であっても大勢であってもこの言葉を使うことが出来るということも特徴です。

 

講義の「義」の字には、正しい道筋という意味があります。そのため、講義には行う意味や定義を詳しく伝えるという意味があります。

そして、講義の中で話される内容は学問に関するものです。

講義には「大学の授業」という意味もあります。

「講義」の使い方の例

  1. 経営学の内容を講義する。
  2. 物理学に関する研究を講義する。
このように、講義は「経営学」「物理学」のような学問内容を説明する場合に使われます。

「講演」をもっと詳しく


講演の意味は、多くの人の前であるテーマについて話をするというものです。この言葉も、「分かりやすく説明する」という意味を含みません。

講演は、有識者以外にも著名人によって行われることも多くあります。オリンピックのメダリストが自分の経験について人々に話す場合なども講演と呼ばれます。

有識者:広く物事を知っている人のこと。学問や知識がある人のこと。

また、講演は政治・経済・人生問題について話す場合に用いられることが多いです。

 

そして、講演にはほかの意味として、「経典を講じて仏法を説くこと、説法のこと」というものもあります。

経典:仏の教えをまとめたもの。お経のこと。

「講演」の使い方の例

  1. 政治についての講演会に参加する。
  2. 有名俳優の講演を聞く。
①の例のように、講演会という形で講演という言葉が使われることもあります。また、②の例のように著名な人が話をする場合にも講演が使われます。

英語での違い


講話、講義、講演の3つに使える共通の英単語として、lectureがあります。

そのほか、講義を表す英単語にはexplanationdiscourseがあります。また、講演を表す英単語としてはreadingがあります。

まとめ

以上、この記事では、「講話」「講義」「講演」の違いについて解説しました。

  • 講話:あるテーマについて多くの人に分かりやすく説明すること
  • 講義:人々に学説などの意味や内容を説明すること
  • 講演:多くの人々にあるテーマについて話をすること

このように、これらの3つの言葉には明確な違いが存在します。内容や何人に向けて話されるかに応じて、適切に言葉を使い分けれるようにしましょう。