「去就(きょしゅう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「去就(きょしゅう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「去就」の意味をスッキリ理解!

去就(きょしゅう):従うことと背(そむ)くこと、進退・どのように身を処するかという態度

「去就」の意味を詳しく


「去就」には2つの意味があります。ひとつは「従うことと背くこと」、もうひとつは「進退」「どのように身を処するかという態度」です。主に2つめの意味で用いられます。

「去」は、その場から離れていくこと、去ることという意味を持っています。「就」は、付き従うこと、就くことという意味です。「去就」は、反対の意味の漢字で成り立っているのです。

 

1つめの「従うことと背くこと」という意味の場合、向背(こうはい)という言葉に言い換えることができます。

2つめの「進退」「どのように身を処するかという態度」という意味の場合は、人が現在の環境や立場、地位を離れて今後どのような動きをするかということです。身の振り方や、対応の方法のことを表しています。

たとえば、プロ野球選手がそのとき所属している球団に残留するか、他の球団に移籍するかに注目が集まっていることを「彼の去就に注目が集まっている」などと言います。

「進退去就(しんたいきょしゅう)」

「去就」が含まれる四字熟語に、「進退去就」があります。熟語の語順を入れ替えて「去就進退」と言うこともあります。「進退」と「去就」は、どちらも留まることと辞めることという意味で、同じ意味の熟語を組み合わせた四字熟語です。

「進退去就」の意味は「去就」の意味とほとんど同じで、現在の職や地位に対して、留まるか辞めるかなどの今後の進路や、対応の方法のことを言います。

「去就」の使い方

「去就」は、以下のように使うことができます。

  1. 大きな騒動のあった会社の社長の去就が世間的に注目を集めている。
  2. あの野球選手はメジャーリーグを目指しているそうで、今後の去就が気になる。
  3. 同期の社員が次々と転職していく中、自分の去就に迷う。
①の例文は、とある会社の社長が今後どのように身を処するかに注目が集まっている状況を表しています。大きな騒動を起こした場合、その会社の社長は辞任することが多いですが、その進退に注目が集まっているという例です。

②の例文では、野球選手がメジャーリーグに移籍するのか今後も日本のプロ野球で選手を続けるのかが気になっているという例です。

③の例文では、同期の社員が次々と会社をやめていく状況の中で、自分のキャリアを今後どのように築いていくか迷っているという状況です。このまま会社に留まるか、転職をするかに迷っているという例です。

「去就」の類義語

「去就」には以下のような類義語があります。

  • 進退(しんたい):進むことと退くこと、職を辞めるかそのまま留まるか
  • 向背(こうはい):従うことと背くこと
これらの熟語は、「去就」と同様に反対の意味の漢字同士で成り立っています。

「去就」の英語訳

「去就」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • attitude
    (態度、姿勢、身構え)
英単語としてのattitudeには、「去就」という明確な意味があるというわけではありません。しかし、以下のような表現で用いることができます。
去就を明らかにする : “make one’s attitude clear” , “define one’s attitude”

まとめ

以上、この記事では「去就」について解説しました。

読み方去就(きょしゅう)
意味従うことと背くこと、進退・どのように身を処するかという態度
類義語進退、向背
英語訳attitude(態度、姿勢、身構え)

「去就」は、ニュースや新聞で耳にすることのある言葉でしょう。日常的に登場することは少ないですが、意味を覚え正しく使えるようにしましょう。