「虚栄心(きょえいしん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「虚栄心(きょえいしん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「虚栄心」の意味をスッキリ理解!

虚栄心(きょえいしん):見栄を張ろうとする気持ち

「虚栄心」の意味を詳しく


「虚栄心」とは、見栄を張ろうとする気持ちのことです。

思わず見栄を張って、自分を実際よりも誇張してしまった経験はありませんか。たとえば、実際には恋人がいないにも関わらず、恋人の存在を聞かれたときに、見栄を張って「いる」と答えてしまった、などです。

このように、実質以上に見せようとして見栄を張りたがったり、意地を張ったりする心情を「虚栄心」と言います。また、そのような気質が強いことを「虚栄心が強い」と言います。

「虚栄」を構成するそれぞれの漢字には、以下のような意味があります。

  • :「うわべだけの」「嘘の」「実が伴わない」
  • :「さかえる」

これらの意味が合わさり、「虚栄」は「うわべだけのさかえ」「偽りのさかえ」「見栄」を表します。

ここから、「虚栄心」は、そのように見せようとする気持ちという意味を表すのです。

「虚栄心」が芽生える理由

では、なぜ人は「虚栄心」を抱くのでしょうか。

それには、心理的な理由がいくつかあるとされています。

たとえば、自分自身に自信がないと、実際以上に大きく見せようとしてしまいます。反対に、自分自身のことを過大評価しすぎていると、実質以上のことを言ってしまうことに繋がります。

また、負けず嫌いであったり、プライドが高い人も虚栄心が芽生えやすいと言われています。

「虚栄心」の使い方

「虚栄心」は、以下のように使われます。

  1. 彼は、虚栄心の強い人だ。
  2. 学生時代の友人と久しぶりに飲み会をしたとき、虚栄心が芽生えてしまい、つい「大きなプロジェクトを任された」と見栄を張ってしまった。
  3. 彼女は虚栄心がなく、いつも誠実だ。

①の例文は、「彼」が見栄を張りやすい人だと言うことを表しています。虚栄心が強いと、「あの人の言うことは大体が大げさだろう」と周囲からの印象が悪くなってしまいます。

②の例文は、久しぶりに集まった友人たちに対して、「仕事で評価されている」と見栄を張ってしまった場面です。周囲に引け目を感じると、つい虚栄心が芽生えてしまうのでしょう。

③の例文では、彼女がいつも等身大のままに振舞っていることを「虚栄心がない」と表しています。飾らずにいる人は、とても魅力的に映るものです。

「虚栄心」の類義語

「虚栄心」には以下のような類義語があります。

  • 見栄:実際以上によく見せようとする態度
  • めっき:中身を隠すために表面を飾りたてて、よく見せること

「見栄」は、見た目の姿を意識して、実際よりもよく見せようとすることを言います。

めっきは、本来「物質の表面を他の金属の薄い膜で覆うこと」という意味があります。ここから転じて、「表面を取りつくろうこと」という意味として使われています。

また、表面を取りつくろうができなくなり、中身の本性が現れることを「めっきがはげる」と言います。

「虚栄心」の英語訳

「虚栄心」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • vanity
    (虚栄心、うぬぼれ、空虚)
    I lied to be impelled by vanity.” (虚栄心にかられ、嘘をついた。)
  • vain
    (虚栄心が強い、ひどくうぬぼれて)
    He is a vain person.” (彼は虚栄心の強い人だ。)

まとめ

以上、この記事では「虚栄心」について解説しました。

読み方虚栄心(きょえいしん)
意味見栄を張ろうとする気持ち
類義語見栄、めっき
英語訳vanity(虚栄心、うぬぼれ、空虚)など

ありのままの自分を恥ずかしいと思ってしまうと、虚栄心が強くなってしまいます。そうなってしまうと、友人であっても、自分を少しでも大きく見せようと虚勢を張ってしまうでしょう。しかし、嘘をついたり見栄を張ってばかりいると、人からの信頼は遠くなってしまいます。

等身大の自分で付き合っていける友人たちを見つけたいものですね。

「虚栄心」の意味をきちんとおさえ、正しく使いこなせるようにしましょう。