「薫陶(くんとう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「薫陶(くんとう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「薫陶」の意味をスッキリ理解!

薫陶(くんとう):人徳や品格によって、人を良い方向へ磨きあげること

「薫陶」の意味を詳しく

「薫陶」は、「徳や品格で人を感化する」という意味です。「薫陶を受ける」と言うと、「徳や品格を持つ人から感化される」という意味になります。

「薫」は、「クン」または「かおる」と読みます。この漢字一つで、「徳で人を感化する」という意味を持ちます。そこに、「人格を練り上げる」や「導く」という意味の「陶」を合わせて、「薫陶」となります。

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「薫陶」の使い方

  1. 私が成功したのも、先生に薫陶を受けたおかげです。
  2. 両親の薫陶により、幼い頃から様々な経験をすることができました。
  3. 師匠が弟子に薫陶を与える。

①のように、「薫陶を受ける」というのが最も一般的な使い方です。「薫陶を授かる」と言うこともあります。

スピーチなどでは②のように、「〜の薫陶により」や「〜のご薫陶の賜物です」など、感謝を伝える表現として使われます。

また、③のように、「薫陶を与える」や「薫陶を授ける」という表現もあります。この場合、「私は〜に薫陶を与えた」と主語が自分になると、あまり印象のよくない表現になるため気をつけましょう

「薫陶」の語源

「薫陶」の由来は、陶器を作る過程にあります。陶器を作る際に、香を焚いて土に香りを染み込ませる作業があります。そして、その土をこねて、じっくりと焼き上げて陶器を作ります。

この過程において、香りを染み込ませる作業が陶器を味わい深くすることから、「人に徳や教えを授ける」ということが「薫陶」の意味に含まれるようになりました。

そして、染み込ませた土をこねて焼き上げる作業が、「良い人格を作り上げること」や「良い方向へ導くこと」を意味するようになりました。

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「薫陶」の類義語

薫陶には以下のような類義語があります。

  • 薫化(くんか):徳によって人に良い影響を与え、導くこと
  • 薫染(くんせん):良い感化を受けること
  • 教化(きょうか):良い方向に教え導くこと
  • 徳化(とっか):徳によって教え導くこと
  • 垂範(すいはん):上に立つ人物が模範を示すこと

「薫陶」の英語訳

薫陶を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • disciplined
    (訓練される)
  • be under someone’s tutelage
    (薫陶を受ける)
  • influenced
    (影響される)

“disciplined” は「訓練される」や「しつけされる」という意味です。「子供のしつけ」という意味で使われることが多いです。また、「鍛錬される」という意味でも使うことができます。

“be under someone’s tutelage” は、堅い表現です。 “He has been under the teacher’s tutelage and was able to succeed.(彼はその先生の薫陶を受け、成功することができた)” のように言います。

“influenced” は、「影響される」や「感化される」という意味に最も適切な英訳です。 “I was greatly influenced by the artist.(私はその画家に多大な影響を受けた)” のように使います。カジュアルな文章でも使うことができます。

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まとめ

以上、この記事では「薫陶」について解説しました。

読み方 薫陶(くんとう)
意味 人徳や品格によって、人を良い方向へ磨きあげること
語源 香りを染み込ませて陶器を作ることに由来
類義語 薫化、薫染、教化など
英語訳 influenced(影響された)

「薫陶」は、日常会話では使われない馴染みのない熟語です。しかし、面接やビジネスシーンなど、教養がある印象を与えたい場面で使うととても効果的です。そのためにも、意味と使い方をしっかり覚え、いざという時に使えるようにしましょう。

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