「訓戒(くんかい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「訓戒(くんかい)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「訓戒」の意味をスッキリ理解!

訓戒(くんかい):教え諭(さと)して、いましめること

「訓戒」の意味を詳しく

「訓戒」とは、教え諭して、いましめることという意味です。

「訓戒」を詳細な意味に分類すると、以下のようになります。

  1. 人生における理非・善悪を理解させるために、教訓として厳しく教え諭すこと
  2. 学校や会社などの組織におけるもっとも軽い懲戒処罰

「訓戒」とは、学校などの教育施設において生徒に対して教え諭す場面や、一般の会社における他の懲戒処分よりも軽い規律違反などに対して下される処罰などに関して用いられます。

②において、懲戒処分には様々な種類がありますが、職場における「訓戒」の場合は、上司からの口頭での注意や始末書の提出などが求められることがあります。稀に給与上の不利益を伴う処分が下ることもあります。

「訓戒」の使い方

  1. そのマナー違反は訓戒すべき行為である。
  2. 出来の悪い後輩に対して、先輩が訓戒を垂れる。
  3. 職場で大事な資料を無くし、訓戒処分を受けた。
  4. 学校の校則を破った生徒に訓戒を言い渡した。

①、②の例文では、「人生における理非・善悪を理解させるために、教訓として厳しく教え諭すこと」の意味で「訓戒」が用いられています。

「訓戒」する対象である生徒や部下などに対して、「生徒を訓戒する」「部下を訓戒する」などの表現で使われます。

また、小説などでは「訓戒を垂れる」という表現で、説教をするというニュアンスの言い回しが用いられることもあります。

 

③、④の例文は、「学校や会社などの組織におけるもっとも軽い懲戒処罰」という意味で用いられています。

「訓戒処分を下す」「訓戒を言いわたす」などの表現があります。

「訓戒」の語源

「訓戒」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :教え、諭し
  • :いましめる

この二つの言葉が合わさって「教え諭し、いましめること」という意味の「訓戒」という熟語が誕生しました。

「訓戒」の類義語

「訓戒」には以下のような類義語があります。

  • 忠告:真心を持って、相手の悪いところを指摘して、直すように勧めること
  • 訓告:教え告げること
  • 戒告:過失、失態などを強くいましめること
  • 警告:前もって告げ知らせる注意
  • 譴責(けんせき):悪い行いや過失などを戒めて、責めること

「訓戒」の対義語

「訓戒」には以下のような対義語があります。

  • 甘言(かんげん):人の気に入るような口先だけのうまい言葉
  • 赦す(ゆるす):刑罰や義務を免除する

「甘言」は「人生における理非・善悪を理解させるために、教訓として厳しく教え諭すこと」の意味の対義語に当てはまります。

「赦す」は「学校や会社などの組織におけるもっとも軽い懲戒処罰」の意味の対義語です。

「訓戒」の英語訳

「訓戒」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • admonition
    (警戒)
  • warning
    (警告)
  • exhortation
    (苦言)

 

例文
  • You take my admonition in a wrong spirit.(君は人の訓戒を聞く精神が間違っている。)
  • I warned them against this error.(この誤りに陥らないようにと警告した。)

まとめ

以上、この記事では「訓戒」について解説しました。

読み方訓戒(くんかい)
意味教え諭して、いましめること
語源「教え、諭し」「いましめる」という意味の漢字から
類義語忠告、訓告、戒告など
対義語甘言、赦す
英語訳admonition, warning, exhortation

「訓戒」は、学校や職場などにおいて注意喚起される場面や、罰を与えられる場面など、シリアスな局面で用いられる熟語です。誤った使い方をすることがないよう、正しい意味を理解しましょう。