ことわざ「国破れて山河あり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「国破れて山河あり(くにやぶれてさんがあり)」です。

言葉の意味、使い方、由来、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「国破れて山河あり」の意味をスッキリ理解!

国破れて山河あり(くにやぶれてさんがあり):国が滅んで町並みなどが失われても、故郷のうつくしい景色は在りつづけるという意味

「国破れて山河あり」の意味を詳しく

「国破れて山河あり」とは、国が滅んで町並みなどが失われても、故郷のうつくしい景色は在りつづけるという意味を表すことわざです。

騒動のあとの空虚感を表す際や、人間が作ったもののはかなさと、自然の雄大さを対比させる際に使われます。

「国破れる」は、「国が滅びる」という意味です。争いによって国が滅びてしまい、町並みが失われてしまった様子を表します。

「山河あり」は、文字通り、「山や河がある」状態のことを指します。人の作ったものが滅びてしまっても、自然の山や河はそのままあり続けている状態を表しています。

 

中国の詩の一説なので、「国破れて山河あり」で終わりではありません。「国破れて山河あり」の後に「城春にして草木深し」と続き、さらに6行続きがあります。

全体では、戦いのあとの喪失感と、故郷へのなつかしさを詠んだ詩です。

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「国破れて山河あり」の使い方

  1. 険しい山を登頂しきったときの気持ちは、まさに国破れて山河ありであった。
  2. 国破れて山河ありとは言うが、戦争では山や河もひとたまりもなかった。
  3. 空高くそびえたつ山々を見ると、国破れて山河ありという言葉を思い出す。

「国破れて山河あり」の由来

「国破れて山河あり」は、杜甫(とほ)という人物の『春望(しゅんぼう)』という詩集の一説です。杜甫は、唐の時代の中国でもっとも有名であった詩人です。

杜甫が46歳のころ、安禄山の乱(あんろくざんのらん)という大規模な反乱がおこりました。この反乱の中で、唐の皇帝は都を追われ、杜甫は都である長安に、反乱軍によって軟禁されてしまいました。

その時に、反乱によって壊されてしまった長安のようすを眺めて詠んだ詩です。

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「国破れて山河あり」の英語訳

「国破れて山河あり」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The state broken, its mountain and revers remain.
    (国は壊れたが、その国の山や河は残っている。)
  • My old city has burned but Nature has returned.
    (懐かしの都は消失したが、自然は再生した。)
  • Empire broken mountain river remain.
    (帝国は壊れ、山と川は残っている。)

まとめ

以上、この記事では「国破れて山河あり」について解説しました。

読み方 国破れて山河あり(くにやぶれてさんがあり)
意味 国が滅んで町並みなどが失われても、故郷のうつくしい景色は在りつづけるという意味
由来 反乱の後に残った山や河をみて詠まれた詩
英語訳 The state broken, its mountain and revers remain.
(国は壊れたが、その国の山や河は残っている。)

「国破れて山河あり」ということわざは耳にする機会が多い言葉です。しかし、詳しい意味を知らない方も多かったでしょう。

この機会に、由来や詳しい意味なども理解し、使いこなせるようになりましょう

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