故事成語「後生畏るべし」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「後生畏るべし(こうせいおそるべし)」です。

この言葉は日常会話でも使われることがあります。

ですので、しっかりと意味を知っておきたいですよね。

そこで、「後生畏るべし」の意味、由来、例文、英訳についてわかりやすく解説します。

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「後生畏るべし」の意味をスッキリ理解!

後生畏るべし:若い人にはさまざまな可能性があるので、侮ってはならず、むしろ恐れるべきであるということ

「後生畏るべし」の意味を詳しく

「後生畏るべし」とは、若い人にはさまざまな可能性があるので、侮ってはならず、むしろ恐れるべきであるということです。

そして、一生懸命学問にはげんだら、その進歩には目を見張るものがある、という意味で使われることが多いです。

若者など無限に伸びていく可能性がある人をはげます時に使われるでしょう。

また、若いからといって見くびってはいけないという戒めでもあります。

 

ちなみに、「後生畏るべし、焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや」まで続けることもあります。

そして、後半部分は「これから出てくる人は、自分たちほどになれないはずがない」というような意味を表しています。

 

ちなみに、「後生」とは、「あとで生まれた」という意味です。

また、「畏る」とは、おそれ多いと感じることです。

 

そして、「後世畏るべし」と表記するのは間違いなので注意が必要です。

また、「今時の若者は怖ろしい・思いやられる」などという意味で使うのは間違いです。

例えば、「今時の若者はお年寄りに席も譲らないのか、後生畏るべしだ」などと使うことはできません。

校正畏るべし

出版業界には、この故事成語をもじった「校正畏るべし」という言葉があります。

そして、これはどれだけ念入りに文章を校正しても、必ず誤植は見つかるものだ、という意味の言葉です。

この記事も念入りに校正を行っていますが、ひょっとしたら誤植があるかもしれません。

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「後生畏るべし」の由来

「後生畏るべし」の出典は『論語』の「子罕(しかん)」という章です。

この章には「後生畏るべし。焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや。四十五十にして聞こよることなきはこれ亦(また)畏るるに足らざるのみ」という文章が出てくるのです。

これは、「青年こそ心から敬うべきである。未来の人間が現在の人間に及ばないなどとどうして分かるだろうか。四十代や五十代になっても何の名声もない人間は敬うに値しない」という意味になります。

「後生畏るべし」の例文

  1. 若者は仕事ができないと侮っているとすぐ追い越されてしまうよ。後生畏るべしだ。
  2. あのピッチャーは小学生なのに速い球を投げるし、コントロールもいい。後生畏るべしだ。
  3. 後生畏るべしというくらいだから、若手の選手だからといって油断は禁物だ。
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「後生畏るべし」の英語訳

「後生畏るべし」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Youth should be regarded with respect.
    (若い人は敬意をもって扱われるべきだ)

まとめ

以上、この記事では「後生畏るべし」について解説しました。

読み方 後生畏るべし(こうせいおそるべし)
意味 若い人にはさまざまな可能性があるので、侮ってはならず、むしろ恐れるべきであるということ
由来 『論語』の言葉から
英語訳 Youth should be regarded with respect

「後生畏るべし」は若い人に希望を与えてくれる言葉ですよね。

若い人には理想を高く持って挑戦していってもらいたいものです。

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