今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「コンテンツ」です。
「コンテンツ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
このページの目次
「コンテンツ」の意味をスッキリ理解!
「コンテンツ」の意味を詳しく
「コンテンツ」とは、(特にネット上における)記事、音楽、動画などに含まれる情報を意味するカタカナ語です。情報とは、たとえば記事なら文章、音楽なら音声、そして動画なら映像のことを指します。
コンテンツは、英語でcontentsと表記し、「内容」や「中身」という意味です。英語ではもともと、コンテナの中のモノを表す際に使われていました。しかし、昨今Webサイトで使われている意味としては、ただ単に内容を指すだけではなく、広い意味で「作品そのもの」を表します。
私たちの生活に身近なコンテンツとして、主に以下の3つが挙げられます。
- 【モバイルコンテンツ】
最も身近なコンテンツとしては、スマートフォンなどで利用できる「モバイル(携帯電話やノートPC)コンテンツ」です。ゲームや音楽、マップアプリや写真アプリなど現在は多岐にわたります。 - 【デジタルコンテンツ】
映画やテレビ番組、アニメや音楽などは「デジタルコンテンツ」と呼ばれます。デジタル化された映像や音声が消費者に提供されています。 - 【Webコンテンツ】
インターネット上のサイトや記事、サービスなどは「Webコンテンツ」と呼ばれます。まとめサイトやニュース記事、有名人のブログやamazonなどの通販サイトもこれにあたります。
英語圏では古くから使われていましたが、日本での「コンテンツ」は、1990年代にインターネットや携帯電話が普及したことによって広く知られるようになった言葉です。
「コンテンツ」の使い方
- このサイトはコンテンツが豊富だ。
- 動画コンテンツは私にとって必要不可欠だ。
- スーパーマリオは任天堂のキラーコンテンツである。
②では、youtubeなどの動画サイトを示すことがあります。
③は「キラーコンテンツ」という言葉が用いられています。これは、普及を著(いちじる)しく高めるコンテンツを指しており、「驚異的なもの」を指し示すキラー(killer)とコンテンツが組み合わされている言葉です。
「コンテンツ」の語源
コンテンツの語源はラテン語“continere” であり、「中に詰める」を意味します。
英語では”contents”と表記され、「中身、内容、目次」を意味します。英語の本を読むと、目次のページに”contents”と書かれていることがあります。
また単数形の”content”は、「容積」「真意」などを表します。形容詞の”content”は「満足して」、さらに動詞では「~を満足させる」という意味になります。
「コンテンツ」の類義語
コンテンツには以下のような類義語があります。
- construct:構成物、内容物
- article:記事
コンテンツは、正確な類義語はあまり見られません。したがって、上のように具体的な意味の語句になります。
“content”と”contents”
上述のように、英語では単数形”content”と複数形”contents”で意味が異なります。実は日本語でいわれる「コンテンツ」のほとんどは、単数形で表されるのです。
単数形”content”で表されるものには、ウェブサイト、映画、テレビ番組などがあります。
複数形”contents”で表されるものは、荷物の中身や目次などがあります。
まとめ
以上、この記事では「コンテンツ」について解説しました。
英語表記 | contents |
---|---|
意味 | 記事、音楽、動画などの情報のこと |
語源 | ラテン語の”continere” |
類義語 | article、construct、など |
“content”と”contents” | 映画、テレビなどは”content” 荷物の中身、目次などは”contents” |
コンテンツは昨今では使用頻度が高い用語の一つです。正しく意味を理解し、実生活に役立ててみてくださいね。