「魂胆(こんたん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「魂胆(こんたん)」です。「彼の魂胆は見え見えだ」などのフレーズを耳にしたことのある方は多いでしょう。よく聞く言葉であるだけに、意味をきちんと押さえておきたいですよね。

以下では、「魂胆」の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「魂胆」の意味をスッキリ理解!

魂胆(こんたん):心の奥底に秘めたたくらみ。通常、悪い意味で用いられる。

「魂胆」の意味を詳しく

「魂胆」とは、心に秘めたたくらみを指します。通常、よくない策略・悪だくみの意味で用いられます。「魂(たましい)」と「胆(きも)」を合わせた熟語が悪だくみを意味するというのは、直感的には理解しにくいでしょう。以下では、それぞれの言葉に分けて見ていきます。

「魂」は、私たちをはじめとした動物の心や精神を意味しますよね。心の働きをつかさどる源が「魂」なのです。

「胆」は、肝臓を指すのみでなく、感情や気力が沸き起こる場所も表します。たとえば、「胆力(たんりょく)」という表現があります。動じない精神力を意味する言葉です。

したがって、「魂」と「胆」はどちらも、心の奥底にあるもの・本心を表すのです。そして、秘められた考えと悪だくみは同列で語られることが多いため、「魂胆」は通常よくない意味で用いられます。

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「魂胆」の使い方

  1. 今日に限ってやけに家事を手伝う息子を見て、何か魂胆がありそうだ母はと感じた。
  2. いつも周囲に悪態をつく彼だが、先生に対してだけは丁寧な態度を取る。気に入られようという魂胆か。
  3. 彼は何の魂胆があって、こんなバカげたことをするのか。

①では、いつもと違って家事を手伝う息子に対して、その本心はいかなるものかと母が考えている様子が描かれています。家事を手伝った対価を、息子は求めているのかもしれませんね。

②では、先生にだけ良い態度を取る彼の本心を探っています。様子がいつもと違って見える時、その人には何か狙いがあるのかもしれませんね。

③では、ばかげた結果を招いた彼の本心を知りたがっている様子が表現されています。彼がしたことは良識があればやらないはずのものであり、何か狙いでもないとやるはずがないと発言者は思っていることでしょう。

「魂胆」の類義語

「魂胆」には以下のような類義語があります。

  • 謀略(ぼうりゃく):他人をもてあそぶための策
  • 心積もり:これからすることについて立てた大筋の計画
  • 腹積もり:これからすることについて立てた大筋の計画

「謀略」は、特に人をだましたり、陥(おとしい)れることを目的として立てる策を言います。

「心積もり」と「腹積もり」は、あらかじめ心の準備をしておくという意味であり、心の中で考えていることを中立的に表現する言葉です。そのため、特段悪いことを計画しているときには「魂胆」と置き換えても意味が通るでしょう。

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「魂胆」の英語訳

「魂胆」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • hidden purpose
    (裏にある目的)
  • real reason
    (真の理由)
  • plot
    (陰謀)

「魂胆」を直訳した英語はないため、「隠れた」や「目的・理由」などを意味する単語を組み合わせて表現します。

それぞれを用いた例文は以下の通りです。

例文
  • He must have done such a thing for some hidden purpose.
    (彼がそんなことをしたのには、何か魂胆があるに違いない。)
  • I want to know what the real reason for his doing such bad things.
    (彼がそんなばかげたことをした本当の理由を知りたい。)
  • It must be a deep plot.
    (深い魂胆があるに違いない。)

まとめ

以上、この記事では「魂胆」について解説しました。

読み方魂胆(こんたん)
意味心の奥底に秘めたたくらみ
類義語陰謀、心積もり、腹積もり
英語訳hidden purpose(裏にある目的), real reason(真の理由), plot(陰謀)

「魂胆」が使われる機会は多いものの、字面からは意味が掴みにくいと感じていた方は多いのではないでしょうか。「魂」と「胆」はどちらも精神の源であり、心の奥底を表すということを押さえておくと、意味が理解しやすいでしょう。ぜひ、使い方を覚えてみてください。

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