「懇意(こんい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「懇意(こんい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「懇意」の意味をスッキリ理解!

懇意(こんい):親しくしていること

「懇意」の意味を詳しく


「懇意」とは、「親しくしていること」「遠慮のいらない間柄であること」を表す言葉です。

「懇」は、訓読みで「懇(ねんご)ろ」と読みます。「懇ろ」には、「親切で丁寧であること」「親密であること」という意味があります。

歌舞伎における「懇意」

歌舞伎の台詞で、「懇意」を「親切な心」という意味で用いているものがあります。

たとえば、「幼稚子敵討(おさなごのかたきうち)」という演目の台詞がその例として挙げられます。この演目に、「御懇意の段忝(だんかたじけの)う存じまする」という台詞があります。これは、親切な心に感謝する台詞なのです。

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「懇意」の使い方

  1. 彼女とは、小学生の頃から懇意にしている。
  2. 二人は、昔からの懇意な間柄である。
  3. 「先生とは、大変ご懇意にさせて頂いております。」

「懇意にする」は、「懇意にしてもらう」という受け身の形で表現をすることも可能です。

また、②のように、「懇意な」という形で名詞を修飾することもあります。

③は、目上の人に対して「仲良くさせて頂いている」とへりくだる言い方です。

「懇意」の類義語

懇意には以下のような類義語があります。

  • 心安い:親しみやすく、遠慮のいらないこと
  • 気心の知れた:親しいこと
  • 気の置けない:遠慮や気を遣う必要がなく、心から打ち解けることができること

「気心」とは、その人がもっている性質や考え方のことです。つまり、「気心の知れた」は、「性質や考え方など、その人の心の内を知っている」という意味なのです。そこから、「親しいこと」という意味で用いられています。

「気の置けない」は、気を遣う必要がないほど、とても親密な関係であることを表します。ここで言う「気」とは、遠慮する気持ちのことです。「安心できない」という意味で用いるのは誤りであるため、注意しましょう。

なお、「気の置けない」は、「気が置けない」とも言います。

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「懇意」の対義語

懇意には以下のような対義語があります。

  • 疎遠(そえん):距離が遠ざかり、関係が薄いこと

「疎遠な間柄」などと表現することができます。

また、「疎遠」には「連絡や訪問などの交流が久しく途絶えていること」という意味があります。この場合、「〜と疎遠になる」などと言います。

「懇意」の英語訳

懇意を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • familiar
    (よく知っている、親しい、心安い、懇意な)
  • intimate
    (親密な、懇意な)
  • be friends (with)
    (懇意にしている)

familiar は、be on familiar terms with~ で「〜と懇意にしている」と表現することができます。

2つ目の intimate は、特に恋愛関係にある二者について言う際に多く使われます。

be friends (with) は、直訳すると「〜と友達でいる」という意味です。この意味から転じて、「懇意にしている」と訳されます。

上記の例以外に、 “They know each other very well.(直訳 : 彼らは、お互いのことをとてもよく知っている)” という文章も「懇意」の英語訳として挙げられます。これは、「相手のことをよく知っている」という意味から転じて、「彼らは懇意な間柄である」と訳すことができるためです。

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まとめ

以上、この記事では「懇意」について解説しました。

読み方 懇意(こんい)
意味 親しくしていること
類義語 気心の知れた、気の置けない
対義語 疎遠
英語訳 familiar(よく知っている、親しい、心安い、懇意な)

「懇意」を自分の言葉として使いこなせるように、意味や使い方をきちんと理解しておきましょう。

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