どう違うの?「K-1」と「pride」の違い

違いのギモン

アメリカのUFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)による総合格闘技は、現在世界で一番盛り上がっている格闘技イベントの1つといえます。

しかし、かつては日本の格闘技イベントは世界的に人気がありました。そして現在再び人気を取り戻しています。

今回は日本の特に人気のある格闘技イベントである「K-1」と「pride」の違いを、基本的なルールを含めて解説します。

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結論:「K-1」は打撃攻撃のみ、「pride」はあらゆる攻撃が可能

  • K-1パンチ・キック・膝蹴りなどの打撃技のみ可能、寝技・肘打ち・投げ等は不可
  • pride上の全ての攻撃が可能

噛み付き・目潰し・頭突き・金的攻撃・頭髪を掴む・後頭部への打撃攻撃・頭部や顔面への肘打ち等は、どちらのルールでも禁止されています。

「K-1」ってなに?


「K-1」とは、1993年からスタートしたキックボクシングのルールに沿った格闘技イベント団体の名称です。当初は無差別級での試合のみでしたが、のちに70㎏級、60㎏級など、階級を分けました。

K-1の概念は、打撃系立ち技格闘技の世界最強の選手を決めることです。立ち技に限られているので、これには柔道などの投げ・寝技の要素は入っていません。

試合形式

K-1が主催する格闘技の大会では、パンチ・キック・膝蹴りのみが有効で、それ以外の攻撃方法は一切禁じられています。また、膝を床に着けることなく立った状態で試合を行います。

試合は、体重によって選手の階級をわけます。そして、大会で規定された、ボクシングと同様のグローブを使用しますが、足は裸足です。

一つの試合の中で、3分間の闘いを、短い休憩をはさんで3回繰りかえします。一つの区切りをラウンドと呼びます。もし、3ラウンド闘っても勝敗がつかなかった場合は、延長して2ラウンド再び闘います。その結果、引き分けになることもあります。

禁止行為

K-1で主に禁止されている行為は、以下のものです。

  • 首相撲(抱き合った状態のこと)
  • 首相撲からの膝蹴り
  • 寝技
  • 肘打ち
  • タックル又は投げ技
これらは、prideでは可能な攻撃です

さらに、あらゆる格闘技で共通に禁止されている危険行為があります。これについては後に説明します。

採点方式

勝敗を決める採点方法は、選手が相手にだした有効な技の回数を数えることです。相手に効果的な攻撃を与えた場合、1ポイントと数えられます。たくさん攻撃をしても、相手にダメージがないものは、採点に含まれません

採点は、3人のジャッジによってなされます。

相手の攻撃によって床に倒れる、もしくは膝をついた場合に、審判によってダウンをとられます。ダウンはとても効果的な攻撃だったことを表すので、大きなポイントになります。

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「pride」ってなに?


「pride」は、1997年にプロレスラーの高田延彦(たかだのぶひこ)と柔術家のヒクソン・グレイシーという、異なる競技の格闘家を対戦させるイベントとして始まりました。

現在では、一つの格闘技だけではなく、世界のあらゆる格闘技(ボクシング・キックボクシング・柔術・柔道・レスリング・ムエタイ等)出身の選手が集まり、人類最強の称号を争って闘います。

よって、試合は総合格闘技のルールに統一されています。

試合形式

prideは、フリーウエイト制です。体重差が大きい選手同士でも闘うことがあります

選手は、主催者が用意したオープンフィンガーグローブ(指が出る形のグローブ)を着用します。また、シューズを履く場合もあります。

試合は、1ラウンド10分間で、これを2ラウンド行います。2ラウンドが経過しても決着が付かない場合は5分間の延長戦をします。ラウンド間の休憩時間は2分のみです。

禁止行為

prideではあらゆる方法の攻撃が可能ですが、例外があります。それは危険行為です。危険行為はK-1のルールと共通します

  • 噛み付き
  • 目潰し
  • 頭突き
  • 金的攻撃
  • 頭髪を掴む
  • 後頭部への打撃攻撃
  • 頭部や顔面への肘打ち
  • 故意にロープを掴んで離さないこと
  • リング外へ逃げる
  • 相手をリング外へ投げる等

採点方式

判定は3名のジャッジによりなされます。これは、相手に与えたダメージ、主導権の有無、攻撃の数、体重の差を考慮(10kg以上の体重差があった場合)を基準とします。

よって、ポイント制ではなくどちらかの選手が有利だったかで決まります

勝敗は本戦3ラウンド終了時点で必ず各ジャッジが優劣を判定し、引き分けはありません。

試合の勝敗の決まり方

試合の勝敗の決まり方は、k-1とprideで共通しています。それは以下の通りです。

  • 一本勝ち:選手の片方がダウンし、立ち上がれないこと
  • ギブアップ:口頭で行うかマットまたは相手の体を3回以上叩いた場合
  • レフェリーストップ:一方の選手が瀕死で戦闘不能とレフェリーが判断した場合
  • ドクターストップ:医師が、選手の試合の続行が危険だと判断した場合
  • 試合放棄:試合進行中、セコンド(選手のサポートチーム)がタオルをリングに投入した場合

まとめ

以上、この記事では、「K-1」と「pride」の違いについて解説しました。

  • K-1:打撃攻撃のみ可能。ポイント制で勝敗が決まる
  • pride:あらゆる攻撃が可能。試合中の優劣で勝敗が決まる

K-1は立ち技格闘技の世界一の選手を決め、prideはあらゆる格闘技の世界一の選手を決めるためのイベントだということがわかりました。

prideのほうが禁止行為が少ない分、激しい闘いを観ることができます。激しい闘いが苦手な人は、K-1から観始めてみるといいかもしれません。

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